業界トップの正確率で作業効率爆上げ!
会議で録音した内容を議事録に残す作業は、時間も作業工程も多いことから、ストレスを抱えながら行う人も多いのではないでしょうか。
会議で使用した資料データを取り入れながら議事録を作成しなければならないため、どうしても時間のあるときにゆっくり丁寧に作成したいものです。
そんなときにおすすめなのが文字起こし用支援ソフトです。
文字起こし用支援ソフトを使えば、会議中の音声を自動的にテキスト化し、時間のあるときに編集作業を行うことでスムーズかつ簡単に議事録を作成することができます。
今回は仕事をよりスムーズに進められる文字起こし用支援ソフトの種類とおすすめソフトについてご紹介します。
文字起こし用支援ソフトは大きく分けて2つの種類があります。
AI自動文字起こしツールとは会議などの音声をAI技術を使ってリアルタイムで文字起こしするツールです。
複数の人が話していてもAIが分析しながら文字起こしをするため、会話内容を話す人に合わせて残すことができます。
また、翻訳機能が付いたツールもあることから、グローバルな企業の会議やミーティングでも取り入れることができます。
話した内容に合わせて各国の言葉に直してくれるため、議事録作成においても非常に心強いツールのひとつです。
なにより、自分で文字起こしをする手間が省けることから、作業効率がアップするといったメリットが得られます。
一方、文字起こし支援ツールとは作業する人が音源を聞きながらタイピングするもので、タイピングそのものを快適にする特徴があります。
音声の一時停止、巻き戻し、早送りなどを瞬時に操作できる機能があったり、音声スピードを調整してタイピングしやすい環境を搭載したものです。
現在文字起こし支援ソフトは数多くの種類が展開されています。そのなかでも有名なソフトを4種類ご紹介します。
【窓の杜】から展開される「テープ起こしプレーヤー」文字起こし作業に必要な機能を豊富に搭載したツールです。
離れた場所で録音した音声も、イコライザーを使ってクリアにしたり、聞き取りにくい部分をゆっくり再生したりなど、音源を聞きながらタイピングする環境に馴染みやすいツールです。
文字起こしで頻繁に使う機能をキーボード操作だけで行えるため、作業効率をアップさせるだけでなく、機能や操作方法を覚えるといった面倒な作業も必要ありません。
対応する音声フォーマットも幅広く、WAVE/MP3/WMA/AAC/AC3/FLACに対応しています。
■Windows 7/8/8.1/10
■基本無料(一部課金あり)
「Okoshiyasu2」も【窓の杜】から展開される文字起こし用支援ソフトです。
再生、一時停止、早送りや巻き戻しの操作をホットキーで簡単にできるツールで、対応する音声フォーマットはWAVE/MP3/WMA/Ogg Vorbis再生ソフトです。
周波数帯ごとに音量を変化させられるイコライザー機能が利用可能であるため、人の声を強調させながら聞き取りやすい環境を生み出すことができます。
■Windows XP
■基本無料(一部課金あり)
出典:Express Scribe|NCH Software公式サイト
「Express Scribe」【NSC Software】から展開される文字起こし要支援ソフトです。
フットスイッチやホットキーなどを取り入れて、音声の再生方向や速度などを自由にコントロールしながら文字起こしができるツールです。
無料版の場合はwavやmp3、wma、dctなど基本的な音声ファイルに使用可能です。
■Windows 10/XP/Vista/7/8/8.1/11
■64ビットおよび32ビットのWindowsに対応
■Mac OS X 10.5 以降
■基本無料(一部課金あり)
出典:CasualTranscriber|CasualConc公式サイト
「Casual Transcriber」は【CasualConc】から展開される文字起こし用支援ソフトです。
対応音声フォーマットはmp3、m4a、wavなどの音楽データからmp4といった動画の音声も文字起こし可能です。
環境設定から自分用にショートカットキーを変更できる機能があるため、よく使うキーを選んでより使いやすくすることができます。
■Macのみ
■無料
たくさんの文字起こし用支援ソフトがあるなかでも、とくにおすすめしたいツールがあります。それが「Notta」です。
Nottaはスマホアプリやパソコンに対応し、どんなときでもどこにいてもリアルタイムに文字起こしするアプリです。
コロナが世界を襲い、リモートワークが進む昨今、日常的になったオンライン会議などでも使うことができるため、zoomやGoogle MeetといったWeb会議内容であっても、簡単に議事録作成が可能です。
Chrome拡張機能を使えば、パソコンからワンクリックで録音・文字起こしができるので、面倒な操作がいらず、すみやかに議事録作成用データを作ることができます。
さらに、翻訳機能はどのツールよりも多い104カ国に対応。日本語や英語、中国語や韓国語に限らないことから、グローバル企業にとっては社員それぞれで最適な環境をつくれるため、どんな人でも会議に参加しやすい環境を作れると言っても過言ではないでしょう。
実際にNottaを使ってみます!まずは【新規登録】からメールアドレスを登録します。
登録する際は3つのなかからプランを選ぶ必要があります。私は企業でも使うので【チーム】を登録しました!
登録完了したら、次にログインして実際に使ってみます。
【録音開始】をクリックすることですぐに録音可能です。現在は会議をおこなっていないので、YouTubeのニュースで試してみます。
着々と録音された内容がリアルタイムで文字起こしされていきます……!ひとまずここで録音をやめてみましょう。【■】の停止ボタンをクリックすると、
録音された内容とテキストが編集できる画面になっています!
テキスト化された内容は、そのまま編集が可能なので、速やかに正しい内容に直した議事録を作成できます!
スムーズに録音・文字起こしができることがわかり、これからの会議・ミーティングの議事録作成がサクッと済ませられそうで楽しみです!
■Google Chrome、Microsoft EdgeからWeb版が利用可能
■Chrome拡張機能であればChromeウェブストアからNotta拡張機能をインストール可能
■アプリ版であればiOS、Androidいずれも使用可能
フリー
プレミアム:1,317円 / 月(年払い)
ビジネスプラン:2,508円 / 月から
エンタープライズ:問い合わせ
文字起こし用支援ソフトと一口に言っても、「AI自動文字起こしツール」と「文字起こし支援ツール」の2種類あることが理解できたかと思います。
「AI自動文字起こしツール」を使えばリアルタイムで文字起こしをしてくれることから、編集作業の効率化が臨めるため、議事録作成を手助けしてくれる心強いツールと言えます。
会社員として働いていると、議事録作成は割けて通ることのできない作業です。
スムーズかつスマートに議事録作成を行うためには、今回紹介した文字起こし用支援ソフトの活用を検討しましょう。