話し言葉を書き言葉に直すアプリ

話し言葉を書き言葉に直すアプリとは?おすすめ7選や直す際に見るべきポイントも解説!

話し言葉を書き言葉に直すアプリとは、その名の通り、話し言葉を書き言葉に変換できるアプリです。主にライター業に勤しむ方や、Webメディアを運営する方が活用します。

近年、「校正のスピード感」「正確性」「綿密性」などさまざまな強みを売りにするアプリが多数リリースされていますが、一体どれを利用すればよいかと迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。

今回は「話し言葉を書き言葉に直すアプリ」に焦点を当て、その概要やおすすめのアプリ、話し言葉を書き言葉に直す際の手順・見るべきポイントなどについて解説します。

話し言葉を書き言葉に直すアプリ7点

ここでは、話し言葉を書き言葉に直すおすすめアプリについて7点ご紹介します。

1.文賢

文賢

(出典:文賢

文賢は、プロとして頻繁に文章を書くユーザーにおすすめです。

概要:

文賢とは、文章を校正するWebアプリです。100を超えるチェック項目や4,000以上の表現データベースが魅力的で、あらゆる角度から文章の読みやすさ・わかりやすさをチェックし、より良い文章表現にするためのアドバイスを提示します。話し言葉を書き言葉に変換したい方にはもちろん、文章全体のさまざまな間違いを校正したい方にもおすすめです。

機能:

  • 推敲支援・校閲支援

  • チェック形式のアドバイス

  • AIアシスト機能・音声読み上げ機能

  • 漢字の使用率チェック

  • コメント付きの印刷

特徴:

  • 校正に対する解説や改善例が提示される

  • 情報や感情を具体的にする表現が多数用意されている

  • レギュレーションに合わせて辞書の共有と細かいルール設定が可能

対応OS :Windows、MacOS、iOS、Androidに対応

料金:

  • 初期費用:11,880円(税込)

  • 2,178円/月(税込)※1ライセンスあたり

2.文採

文採

(出典:文採

文採は、指摘された箇所の校正理由まで知りたいユーザーにおすすめです。

概要:

文採とは、文章を自動解析し、意図が伝わる文章の作成を支援するWebアプリです。文章解析エンジンによる自動診断で瞬時に問題点を指摘し、文書や論文などの文章チェックを正確かつ効率的に実施します。クラウドサービスなので、デバイスにインストールする作業は不要。時間や場所を問わず利用できるだけでなく、容量の圧迫も防げます。

機能:

  • 基本チェック10項目(一文の長さ、漢字使用率、名詞率、用言率、接続詞率、指示語率、副詞率、言葉遣いの癖、文末の統一感、話し言葉)

  • 詳細チェック34項目

  • 各利用者のチェック状況・結果の確認

特徴:

  • 校正箇所がマーカーで色付けされるので見やすい

  • クラウドサービスなので、時間や場所を問わず利用できる

  • セキュリティ対策ソフトを導入しているので安心

対応OS :Windows、MacOS、iOS、Androidに対応

料金:

  • 初期費用:60,000円(税抜)

  • 年間利用料:5,000円(税抜)/1つのIDにつき

  • オプションサービス利用料:20,000円(初回導入時は初期費用に含まれます)

3.PRUV

PRUV

(出典:PRUV

PRUVは、校正機能を自分好みにカスタマイズしたいユーザーにおすすめです。

概要:

PRUVとは、オンライン上で利用できる文章校正Webアプリです。文章を入力して「チェック開始」ボタンを押すだけで校正完了。修正すべき箇所がマーキングされ、その理由も提示されます。無料ユーザー登録をすれば最大で2万字までチェックでき、ユーザー辞書登録も可能。校正機能を自分好みにカスタマイズできる点も魅力的です。

機能:

  • 誤字脱字チェック・スペルチェック

  • 慣用表現・呼応表現・重複表現

  • 「ら」「い」抜き言葉

  • 二重敬語・二重否定

  • 共同編集機能・コメント機能

特徴:

  • 校正機能が正確かつ的確

  • 校正時のチェック項目が多い

  • ユーザー辞書登録機能が無料で利用できる

対応OS :Windows、MacOS、iOS、Androidに対応

料金:

  • 無料(Trial)

  • 550円(税込)/月(Pro)

  • 問い合わせ(Business)

4.Enno

Enno

(出典:Enno

Ennoは、文字数が多い文書や論文などを校正したいユーザーにおすすめです。

概要:

Ennoは、基本的な文章のミスから細かいミスまでを校正するWebアプリです。文章を入力して「日本語エラーをチェックする」ボタンを押すだけで校正完了。ユーザー登録やログインが不要なので誰でも気軽に利用できます。またハイライト箇所にカーソルを合わせると、校正の理由も提示してくれます。入力文字数に制限がないので、文字数が多い文書や論文などを校正する際に特に役立つでしょう。

機能:

  • タイプミスや誤変換、誤字脱字のチェック

  • 全角の句点や読点、かっこなどのチェック

  • 段落末尾に含まれるスペースのチェック

特徴:

  • ユーザー登録不要

  • 入力文字数に制限がない

  • 校正箇所をハイライト・校正理由を提示

対応OS :Windows、MacOS、iOS、Androidに対応

料金:

  • 無料

5.Shodo

Shodo

(出典:Shodo

Shodoは、Googleアカウントを保持するユーザーにおすすめです。

概要:

Shodoは、ブラウザ上で利用できる文章校正Webアプリです。Googleアカウントでサインインすれば、面倒な登録作業は必要ありません。校正したい文章を入力して、その場で校正開始。AIによる校正後は、確認が必要な文字に赤線が引かれるので、該当部分を確認しやすいです。また校正が必要な理由についても提示してくれるので、日本語の学習にも役立ちます。

機能:

  • 誤字脱字・タイポのチェック

  • 同音異義語や変換ミスの修正

  • 表記ゆれ自動チェック

  • 敬語、二重敬語チェック

特徴:

  • AI文章校正機能を採用

  • SEOを意識した単語の確認も行える

  • GmalやSNSとの連携が可能

対応OS :Windows、MacOS、iOS、Androidに対応

料金:

  • 無料(ベーシック)

  • 1,000円/月(プレミアム)

  • 2,000円/月/1人(ビジネス)

  • 問い合わせ(エンタープライズ)

  • API連携プランあり

6.Just Right!7 Pro

Just Right!7 Pro

(出典:Just Right!7 Pro

Just Right!7 Proは、Office製品を頻繁に利用するユーザーにおすすめです。

概要:

Just Right!7 Proとは、WordやExcel、PowerPointなどとの連携できる高機能文章校正支援Webアプリです。高度な日本語処理技術が反映された校正機能でスピード感のある校正を実現。また、公用文の新ルールにも対応。ビジネスシーンに求められる正確な文書作成ニーズも満たしています。

機能:

  • 誤字脱字・タイポのチェック

  • 慣用表現のチェック

  • 重複表現チェック

  • 表現洗練チェック

  • ユーザー辞書機能

  • Officeアプリ等との連携

特徴:

  • 校正・校閲に要求されるチェック項目を網羅

  • A4レポート100枚の原稿をたったの10秒ほどで校正完了

  • Office製品と連携機能

対応OS :Windowsに対応

料金:

  • 51,700円(ダウンロード版の買い切り)

7.子どもの作文話しことばチェッカー

話し言葉チェック

(出典:子どもの作文話しことばチェッカー

子どもの作文話しことばチェッカーは、話し言葉を抽出したいユーザーにおすすめです。

概要:

子どもの作文話しことばチェッカーとは、話し言葉を抽出できるWebアプリです。話し言葉を書き言葉に直すことに特化しています。品詞別語彙数のカウントもできるので便利です。しかし、「」で挟まれた文字は判定の対象外になってしまうので、利用時は注意しましょう。

機能:

  • 話し言葉のチェック

  • 品詞別語彙数のカウント

  • チェック文のダウンロードが可能

特徴:

  • 話し言葉をチェックできる

  • リンククリックで該当語を着色

  • チェック文のダウンロードが可能

対応OS :Windows、MacOS、iOS、Androidに対応

料金:

  • 無料

話し言葉と書き言葉とは?

話し言葉とは、会話時に使用する言葉、書き言葉とは、文章を書くときに使用する言葉です。

話し言葉 書き言葉
• カジュアルな表現が用いられる
• 文法や構文の規則が柔軟
• 声のトーンや強調、速さなどで情感を表現する
• 形式的な表現が用いられる
• 文法や構文の規則を厳格に遵守する
• 声のトーンや強調、速さなどで情感を表現できないので、文体や句読点、記号を通じて表現する

話し言葉と書き言葉の使い分け

話し言葉が使えるシーンと書き言葉が必要なシーンは、主に以下の通りです。参考程度にご確認ください。

話し言葉が使えるシーン 書き言葉が必要なシーン
• 家族や友人との会話
• 会議などでのディスカッション
• プレゼンテーションやスピーチ
• 日常的なメールやチャット
• ブログやSNSの投稿
• 公式文書や契約書
• ビジネス文書
• 論文やレポート
• ニュース記事
• 学校のテストやレポート

話し言葉を書き言葉に直す際の手順

話し言葉を書き言葉に直す際は、以下で解説する3つの手順にそって行いましょう。

1.アプリで校正を行う

まず始めに、校正したい文章を話し言葉を書き言葉に直すアプリでチェックしましょう。アプリごとに強みとする機能は異なるので、可能な限り複数のアプリで校正するとよいです。

2.チェックリストとの比較も行う

話し言葉を書き言葉に直すアプリで校正しきれない言葉もあります。その場合は、各自制作したチェックリストなども一緒に活用するとよいでしょう。辞書登録機能が利用できるアプリの場合は、チェックリストの内容をこまめに登録するとよいでしょう。

【チェックリストの例】

すいません → すみません
こんな → このような
いろんな → いろいろな
どっち → どちら
ちょっと → 少し
絶対に → 必ず
大体 → およそ
やっぱり → やはり

3.目視での最終確認を行う

アプリの精度は100%完璧ではありません。目視での最終確認も忘れないようにしましょう。

話し言葉を書き言葉に直す際に見るべきポイント

ここでは、話し言葉を書き言葉に直す際に見るべきポイントについて6点解説します。

1.「ら」抜き言葉

一部の動詞や形容詞で、「ら」が省略されてしまう話し言葉です。正しい書き言葉に直しましょう。

訂正後
来れる 来られる
食べれる 食べられる
見れる 見られる
決めれる 決められる
着れる 着られる

2.「い」抜き言葉

一部の動詞や形容詞で、「い」が省略されてしまう話し言葉です。正しい書き言葉に直しましょう。

訂正後
来てる 来ている
食べてる 食べている
走ってる 走っている
してた していた
なってる なっている

3.「さ」入れ言葉

謙譲語を使用する際に、不要な「さ」が入ってしまう言葉です。正しい書き言葉に直しましょう。

訂正後
休まさせていただく 休ませていただく
読まさせていただく 読ませていただく
座らさせていただく 座らせていただく

見分ける方法としては、以下です。

• 手前の母音が「a」で終わる場合 → 「さ」を入れない
• 手前の母音が「a」以外で終わる場合 → 「さ」を入れる

4.不適切な接続詞

文と文をつなぐ接続詞が不適切に用いられている場合は、修正しましょう。

訂正後
デートでは、映画やカフェとかに行きたい。 デートでは、カフェや映画などに行きたい。
数学で赤点を取った。でも、それ以外は高得点だった。 数学で赤点を取った。しかし、それ以外は高得点だった。
今日は雨だ。なんで、傘を持って出かけよう。 今日は雨だ。なので、傘を持って出かけよう。

5.二重表現(重複表現)

同じ意味の単語や表現が重複して用いられる表現です。正しい日本語に直しましょう。

     
訂正後
色が変色する色が変わる/変色する
上を見上げる 上を見る/見上げる
被害を被る 被害を受ける/損害を被る
はっきり明言する はっきり言う/名言する
後で後悔する 後で悔やむ/後悔する

6.カジュアル表現(若者言葉)

くだけた口調を表現する話し言葉です。正しい書き言葉に直しましょう。

     
訂正後
ガチ真剣・本気・本当に
マジ 本当に・真剣に・本気で
ウケる 面白い・おもしろい・笑える
めっちゃ とても・非常に・大変
やばい すごく良い・すごく悪い・危険・困った

より高精度な文章校正を期待するならNottaがおすすめ!

Nottaがおすすめ

(出典:Notta

インタビューやWeb会議の議事録を作成する際、校正作業に話し言葉を書き言葉に直すアプリを活用される方は多いかと思います。しかし、インタビューやWeb会議の内容を手動で書き起こして校正する作業は手間と時間がかかります。

そんなときは、AIによる音声自動テキスト化するサービス「Notta」を活用しましょう。98.86%の高精度なAI音声認識を誇るNottaのリアルタイム文字起こし機能と自動校正機能を活用すれば、1時間の音声をわずか5分で文字起こしし、テキスト化された文章を自動で校正できます。修正が必要な単語には赤い波線が表示されるので、初心者でも利用しやすいです。各種機能を活用すれば、より高い精度で校正・校閲できるでしょう。

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まとめ:話し言葉を書き言葉に直すアプリを活用して文章を校正し、高品質な記事を作成しよう!

今回は「話し言葉を書き言葉に直すアプリ」に焦点を当て、その概要やおすすめのアプリ、話し言葉を書き言葉に直す際の手順・見るべきポイントなどについて解説しました。

ライター業やWebメディアを運営する方など「文章を仕事にする」方は、話し言葉だけではなく、書き言葉への理解が大切です。話し言葉が100%NGというわけではありませんが、使うべきシーンや最低限の内容を把握しておく必要があるでしょう。より正確な校正作業をしたい方やできるだけ校正作業を効率化したい方は、ぜひ今回ご紹介した話し言葉を書き言葉に直すアプリを活用してみてください。

また、今回ご紹介したアプリでは満足できないという方は、ぜひ「Notta」の利用も検討してみてください。

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