反訳書の書き方

【サンプルあり】反訳書の書き方や注意点をわかりやすく解説!効率化ツールもご紹介!

裁判では「言った言わない」といった争点があり、事実を明らかにするために会話を録音した音声データが証拠として用いられるケースがしばしばあります。

そんな証拠となる音声データですが、会話内容を文字起こしした「反訳書」をセットで提出する必要があることをご存知でしょうか?

本記事では反訳書の概要から書き方・注意点についてわかりやすく解説し、反訳書のサンプルをご紹介しています。

「反訳書を書きたいけど、どうやって書けばいいのかわからない」

「どんな部分に注意して反訳書を書くべきなんだろう」

とお困りの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

反訳書とは

反訳書とは、会話のやりとりを文字起こししたもので、裁判での証拠として扱える文書のことを指します。

ただし、裁判の証拠として提出する際には、反訳書は音声データとセットで提出する必要があるため注意が必要です。

記載する内容としては、誰と誰の会話で、いつどこで話したかなどの情報を記載し、何も知らない人が見ても内容がわかるように記載することが最も重要なポイントです。

また、会話の一部だけを切り取ったり、「!」といった記号で強調したりせず、事実をありのまま伝える文書として活用します。

一般的には音声データの取得は文字起こし機能付きICレコーダーを利用します。

文字起こし機能付きICレコーダーについて詳しく知りたいという方は「文字起こし機能付きICレコーダーおすすめ機種【口コミあり】」をご覧ください。

反訳書の書き方・注意点

ここからは反訳書の書き方について、詳しく解説していきます。

裁判所のルールに則った書式で記載する

裁判所に提出する書類は、以下のように定められています。

  • サイズはA4サイズの用紙を使用し、用紙は縦にして横書きで記載。

  • 用紙の左側に3センチ程度の余白を挿入。

  • 訂正時には、訂正部分を二重線で消し、その二重線にかかるように押印。

  • 提出する書類が2枚以上の場合は、書類の下部余白部分にページ番号を記載。

参考:民事訴訟で使う書式(松江オリジナル) 裁判所に提出する書類の書き方

反訳書は、大前提として上記のルールに則った書式で記載します。

また反訳書作成後は、念のために控えを1部とっておくことも忘れないようにしましょう。

文字起こし方法は「素起こし」で記載をする

「あの」「えーっと」といった部分は「ケバ」と呼ばれ、議事録などでの文字起こしをする場合には削除されるのが一般的です。

しかし、反訳書の場合は状況の再現性が最も重要とされるため、細かいニュアンスをすべて伝えられるように、あえて「ケバ」を削除せずに一字一句正確に記載する「素起こし」での文字起こしが求められます。

「素起こし」でない反訳書は証拠として認められない場合があるので、注意が必要です。

「!」を使用せずに記載する

細かいニュアンスをすべて伝えることが重要である反訳書ですが、「!」を使用してしまうと、発言が怒鳴っているかのようなニュアンスを持ってしまいます。

つまり、発言者は少し声を大きくしただけであったにもかかわらず、反訳書を記載する人の主観でニュアンスが変化してしまい、裁判における公平性が失われてしまう恐れがあるのです。

そのため、例え怒鳴られた音声だとしても反訳書では「!」を使用せずに記載しておき、裁判時の口頭弁論中に怒鳴られたことを説明しましょう。

そのほかにも「…」や「~」といった記号は、「!」と同様に主観的な表現となってしまうため、使用を避けるのがベターです。


反訳書の書式サンプル

ここまで反訳書の書き方について解説してきましたが、実際にどうやって書けばよいものかイメージすることは難しいかと思います。

そこで、以下で反訳書のサンプルを掲載します。

反訳書の書式サンプル1

出典:一般社団法人日本反訳士協会 反訳書の作成 (役割,書式,余白,見本,納期)

なにもかもサンプルの通りに書く必要はありませんが、サンプルを参考にしてとにかく相手に伝わりやすい反訳書の作成を心がけましょう。

反訳書の作成ならNottaがおすすめ!

Notta

反訳書の作成は、すべての発言内容を正確にまとめなければならないため、文字起こしには膨大な時間がかかってしまいます。

しかし、Nottaを利用すれば高性能なAIが会話内容を自動で正確に文字起こし可能です。

1時間程度の音声も僅か5分程度で文字起こしできるので、効率的に反訳書の作成ができます。

ここからは、実際にNottaを利用して音声データを文字起こしする方法を画像付きでわかりやすく解説していきます。

Notta Web版で文字起こし

まずはNotta Web版での文字起こし方法を解説していきます。

1. Notta Web版の起動後、「インポート」ボタンをクリックする。

「インポート」ボタン

2. 「音声/動画ファイルをドラッグ&ドロップ、あるいはファイルを選択する」欄にファイルをドラッグ&ドロップする。

音声/動画ファイルをドラッグ&ドロップ

ファイルをドラッグ&ドロップ

3. 文字起こし記録をクリックして文字起こし結果を確認する。

文字起こし記録をクリック

文字起こし結果を確認

Notta アプリ版で文字起こし

次にはNotta アプリ版での文字起こし方法を解説していきます。

1. アプリ起動後、「+」ボタンをタップします。

「+」ボタンをタップ2. 「インポート」ボタンをタップします。

「インポート」ボタンをタップ3. 「ファイルからインポート」をタップします。

ファイルからインポート

4. 文字起こししたいファイルを選択します。

文字起こししたいファイル5. 文字起こし記録をタップして文字起こし結果を確認する。

文字起こし記録

文字起こし結果を確認
以上がNottaを利用して音声データを文字起こしする方法です。

動画のご利用ガイドはこちら:

非常に簡単で時間もかからないうえに正確な文字起こしができるため、効率的に文章のニュアンスが崩れることなく文字起こしができる点が大きな魅力です。

ぜひ、これを機にNottaの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

本記事では反訳書の概要から書き方・注意点についてわかりやすく解説し、反訳書のサンプルをご紹介しました。

反訳書は「できるだけわかりやすく」「ニュアンスを崩さない」の2点に気を付けながら、細部までしっかりと文字起こしすることが重要です。

また、文字起こしには膨大な時間がかかってしまうため、文字起こし機能付きICレコーダーやNottaを利用して効率的な反訳書作成を行うことをおすすめします。

本記事が反訳書作成の参考となれば幸いです。

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