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研修資料は、研修の成功を左右する重要な要素です。しかし、いざ作成するとなると、「何から始めれば良いのか」、「どのような点に注意すれば良いのか」などと悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は「研修資料」に焦点を当て、その概要や種類、作成メリット、活用シーン、作り方・ポイント、作成時の注意点、作成に役立つテンプレートやツールなどについて解説します。今後、研修資料の作成・活用を検討している方はぜひご一読ください。
研修資料とは、研修の目的を達成するために受講者に提供される資料全般のことです。研修の内容を理解しやすくし、学習効果を高めるために使用されます。研修資料の種類は多岐にわたり、研修の目的や内容、対象者ごとに最適なものが選択されます。
研修資料には大きく4つの種類があります。
研修内容を文章で説明した資料で、詳細な情報や理論の説明に適しています。
図やグラフ、写真などを活用し、視覚的に分かりやすく説明した資料で、研修内容の要点をまとめ、印象的に伝える際に適しています。
研修中の演習やグループワークで使用する資料で、受講者の理解度を確認したり、実践的なスキルを習得したりする際に適しています。
動画や音声を用いて、研修内容を説明した資料で、実際の場面を再現したり、専門家の解説を加えたりする際に適しています。
研修資料にはさまざまなメリットがあります。ここでは、「受講者にとってのメリット」「研修を企画・運営する側にとってのメリット」に分け、それぞれの視点から見たメリットをご紹介します。
口頭説明だけでは理解が難しい内容も、視覚的な資料によって理解を深めることができます。研修後も資料を使って復習できるため、知識の定着も促進できるでしょう。
資料を見ながら研修を受けることで、集中力を維持しやすくなります。メモを取るスペースを設ければ、能動的に研修に参加しやすくなるでしょう。
資料があることで、説明を聞き逃したり、理解が曖昧になったりした場合でも、後から確認できます。研修内容を再度確認できるので安心感を持って研修に参加できるでしょう。
資料を用いることで、誰が研修を行っても一定の品質を保つことができます。研修内容のばらつきを防ぎ、組織全体のスキルアップに貢献するでしょう。
資料の完成度や受講者の理解度などを評価することで、研修効果を測定できます。アンケートなどを通じて得られたフィードバックを元に、研修資料を改善でき、より効果的な研修を提供できるでしょう。
研修資料は主に以下のようなシーンで活用できます。
講義の補助資料
演習・グループワークの資料
質疑応答の資料
eラーニング教材
動画と組み合わせたアーカイブ化
研修前の予習資料
研修後のアンケート資料
社内での情報共有
以下に、研修資料の作成手順とそのポイントについて5つのステップに分けてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
まず初めに、研修を通して受講者に何を学んでほしいのか、どのような状態になってほしいのかを明確にします。受講者の知識レベルや経験、属性などを把握し、適切な内容と難易度を設定しましょう。
次に資料の全体構成を作成します。研修資料の全体構成を作成することは、受講者がスムーズに学習を進め、研修目標を達成するためにとても重要です。目次やページ番号を入れ、全体像を把握しやすくしましょう。
次に、コンテンツの情報を整理・収集します。研修内容に必要な情報を収集し、信頼性の高い情報源を選びましょう。収集した情報は、整理して研修の目的に合わせて必要な情報を厳選します。情報を構造化し、論理的な流れで説明できるように構成しましょう。
次に資料のデザインを作成します。研修資料のデザインは、受講者の理解度や学習意欲に大きく影響します。見やすく、分かりやすく、そして印象に残る資料を作成するために、以下のポイントを意識しましょう。
【ポイント】
図やイラスト、グラフなどを効果的に使用し、視覚的に分かりやすい資料を作成する
フォントや色使いを統一し、見やすく美しいレイアウトを心がける
重要な箇所は強調したり、箇条書きを活用したりなど、メリハリのある資料にする
1ページに情報を詰め込みすぎないように注意する
受講者がメモを取れるように、余白を十分に確保する
最後のステップとして、資料のレビュー・改善を行います。作成した資料を客観的に見直し、誤字脱字や内容の誤りがないかなどを確認します。また必要に応じて、研修の参加者に資料を見てもらい、フィードバックをもらうと良いでしょう。
ここでは、研修資料を作成する際の注意点について3点ご紹介します。
研修資料を作成する上で、内容の難易度を受講者のレベルに合わせることは、研修の成功を左右します。受講者の理解度や学習意欲を高め、効果的な学習を促進しましょう。
研修資料のスライドと話す内容のバランスも、受講者の理解度や集中力を左右する重要な要素です。適切なバランスを保つことで、効果的な研修を実現しましょう。
研修資料にストーリーテリングを取り入れることで、受講者の興味を引きつけ、記憶に残りやすい効果的な研修を実現しやすくなるでしょう。こちらも意識したいポイントです。
以下は研修資料の作成に役立つテンプレートです。下記リンクより、「pptx形式」で無料ダウンロードができるため、積極的に活用してみてください。
(出典:Canva)
概要:
Canvaとは、オンラインで画像や動画を作成・編集できるデザインツールです。デザインの知識がない人でも、プロ並みの美しいプレゼンテーション資料を簡単に作成できます。ドラッグ&ドロップの直感的な操作性と写真やイラスト、アイコンなどの豊富なテンプレートが無料で利用できる点が大きな強み。初心者から上級者まで幅広く利用されているツールです。
機能:
ドラッグ&ドロップのエディタ
画像・動画加工
無料画像・動画素材
無料写真素材・イラスト素材
ファイルの変換・インポート/エクスポート
特徴:
ドラッグ&ドロップの直感的な操作で誰でも簡単にデザイン制作が可能
ビジネスや教育、クリエイティブなどさまざまな用途に合わせたテンプレートが豊富
Canva AIを活用すれば、テキスト文書からAIが自動的にレイアウトやデザインを提案してくれる
対応OS:
Windows
macOS
iOS
Android
料金:
無料プランあり(Canva無料)
11,800円(税込)/年/1人(Canvaプロ)
15,000円(税込)/年/1人(Canvaチームス)
要相談(Canvaエンタープライズ)
※年間契約の場合
(出典:Figma)
概要:
Figmaとは、Webブラウザ上で動作する強力なビジュアル作成ツールです。主にUI/UXデザインツールとして知られていますが、その汎用性の高さから、プレゼンテーション資料やホワイトボード、インフォグラフィックなど、さまざまなビジュアルコンテンツの作成に活用されています。
機能:
Figmaエディタ/高度な描画ツール/オートレイアウト
プラグインとウィジェット
無制限のファイルストレージ
Sketchインポート
基本的なコード生成
特徴:
インストール不要で時間や場所を問わずアクセス可能
ベクター編集やコンポーネント、スタイル機能など、高度なデザイン機能が豊富に搭載
Figma Communityでは、多数のテンプレートやプラグインが公開されており、デザインのインスピレーションや効率化に役立つ
対応OS:
Windows
macOS
iOS
Android
料金:
無料プランあり(スターターチーム)
2,250円(税込)/月(プロフェッショナルチーム)
6,750円(税込)/月(ビジネス)
11,250円(税込)/月(エンタープライズ)
(出典:Notta Showcase)
概要:
Notta Showcaseとは、動画・音声付きの研修資料を効率的に作成できるAIツールです。特に、多言語対応と自動文字起こし機能が特徴で、グローバルな研修や多様な受講者に対応した資料作成を強力にサポートします。動画・音声の内容をAIが自動で文字起こしし、編集可能なテキストデータに変換可能。完成した研修資料は、DOCXやPDF形式で出力したり、共有リンクを作成して社内外の同僚や顧客と共有したりできます。
機能:
AIでマニュアルを自動作成
テキストから音声
簡単に画面録画
動画を15言語に翻訳
自動字幕・動画編集
特徴:
画面録画や動画ファイルのアップロードで視覚的に分かりやすい研修資料を自動生成
コンテンツの編集や字幕の追加、動画のトリミングなど資料作成に必要な編集作業を効率化
AIによる自然な多言語吹き替え機能でまるで本人が話しているかのような自然な音声で多言語化を実現
対応OS:
Windows
macOS
iOS
Android
料金:
無料プランあり(フリー)
3,150円(税込)/月(プレミアム)
※年間プラン
今回は「研修資料」に焦点を当て、その概要や種類、作成メリット、活用シーン、作り方・ポイント、作成時の注意点、作成に役立つテンプレートやツールなどについて解説しました。
研修資料は、研修の効果を最大限に高めるための重要なツールです。研修中だけでなく、研修後も継続的に活用することで、学習効果を定着させ、対象者の成長や組織の発展が期待できるでしょう。今後、研修資料を作成する際は、ぜひ本記事を参考にしていただけましたら幸いです。