業界トップの正確率で作業効率爆上げ!
ポッドキャスト(Podcast)はラジオ感覚で音声コンテンツを楽しめたり、ひとりでも気軽に音声配信ができるサービスです。
リスナーも好きな時間に好きな場所で聴けるため、聴きたいラジオ番組のためにスケジュールを空けておく、などといった予定の調整が必要ありません。
音声配信プラットフォームは市場が拡大し続けており、さまざまな企業がマーケティングツールのひとつとして活用を始めています。
本記事では配信を目的としたポッドキャストの始め方を段階的に解説します。
自分専用のラジオ局を開設してしまいましょう!
配信のためにポッドキャストを始める手順を段階的に解説していきます。
ポッドキャストを初めて使う人、配信されているコンテンツを楽しみたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
ラジオ感覚でさまざまな音声コンテンツを聞いてみたい方は、こちらの記事もおすすめです。
配信を始める手順は以下のとおりです。
1.配信するテーマを決める
2.番組名を決める
3.使用する機器を揃える
4.使用する編集ソフトを決める
5.メインコンテンツを録音する
6.イントロとアウトロを録音する
7.配信設定をする
8.宣伝、拡散する
まずは配信をする上で、どのようなテーマのコンテンツにするか考えます。
仕事のノウハウや育児の体験談、同業者を相手にしたインタビューなど、ジャンルやテーマを決めておき、事前に番組の構成を練っておくとよいでしょう。
自分が話しやすい分野ならばネタも考えやすいですし、番組に一貫性を持たせれば、よりリスナーからの支持も得られやすいです。
テーマを決める際に、週に何回配信をするか、1回何分にするか、BGMなどはどうするのかなども一緒に考えておきましょう。
一般的に、1回で10分程度の番組がよいとされています。ポッドキャストは空き時間やながら聴きで利用する人が多く、長すぎると離脱されてしまうかもしれません。
タイトルはいわば自分のラジオ局の名刺です。
ポッドキャストのタイトルは、多くの場合リスナーにとってのファーストビューとなるため、リスナーがあなたのポッドキャストを選ぶか否かを決定する重要なポイントとなるでしょう。
リスナーの目を惹くためには、読みやすくどのような内容の発信をするかわかりやすいタイトルにするのがポイントです。
番組名は納得がいくまで悩み、考え抜くことをおすすめします。
ポッドキャストは特に高価な機器を揃えておかなくても、誰でも簡単に始められます。
ポッドキャストの配信で必要となる主な機材は以下のとおりです。
マイク
ポップガード
ヘッドフォン
初めのうちは、イヤホンやイヤホンについているマイクだけでも問題はありません。
もちろん高価な機材を揃えたほうが音質も上がり作業効率も上がるので、より良いコンテンツを作れるでしょう。
初めから高価な機材を揃えるのではなく、配信を続けていく間に、順次揃えていくのがよいでしょう。
機器の用意ができたら、次は録音や編集に使用するソフトウェアを用意しましょう。
何種類もの編集ソフトが提供されていますが、ここではSpotify for Podcastersを紹介します。
4-1.アプリのダウンロード
Spotify for PodcastersはiOS、Androidどちらでも利用できます。
4-2.アカウントの開設
以下の必要事項を入力し、アカウントを開設しましょう。
名前
メールアドレス
アカウント用画像
カスタムURL(これが自分の番組用URLとなります)
その他リンク先
登録時にアプリ側で手順の指示も出てくるので、指示に従い一つずつ設定していきましょう。アカウント開設が完了したら、各種設定を行い番組の環境を整えていきます。
番組アイコン用画像
番組名
概要文
言語
カテゴリ
アカウント用のアイコン画像以外にも、番組の看板となる番組アイコンやカバーアートを設定できます。
特に番組の概要文をきちんと考えておくのは重要です。
リスナーを惹きつける概要文を整えておけば、番組を通して何を伝えたいかが伝わりやすくなります。
ほかにもリスナーにアクションを求める質問コーナーの設置やセンシティブな表現でないことを示す設定など、さまざまな設定を行えます。
自分の理想とする番組を思い描きながら設定していきましょう。
メインコンテンツを収録する際は、余計な音を録音してしまわないように周囲の騒音を可能な限り抑えられる場所を用意しておきましょう。
パソコンや冷蔵庫などの家電はファンが回っていたり、住んでいる場所が1階のベランダ近くなら車が通る音や動物の鳴き声が聞こえてきたり、世の中は音で溢れています。
周りの音が気になってしまうのであれば、大きめのメラニンスポンジを数枚購入してマイクの周りに置く囲いを作ったり、録音スタジオをレンタルするなど工夫してみましょう。
先にテスト目的で数秒の録音を行い、声の大きさなどをチェックしてください。
話す内容によっては笑い声など、トーンが高い音も録音するでしょう。
ほかにも録音時にマイクを置く位置や、話すスピードなども気にかける必要があります。
さまざまな声をテストし、音量調整をしておきます。
Spotify for Podcastersでは、1つのコンテンツを1エピソードという単位で表しています。
開始時に挿入するイントロと、終了時に挿入するアウトロも作成しておくのをおすすめします。
魅力的なイントロでリスナーの心を掴み、メインコンテンツをより楽しんでもらいましょう。
メインコンテンツを流し終わったあとは、アウトロを挿入します。
感謝のことばや次回内容の案内などを忘れずに行いましょう。
リスナーへ行動喚起を促すことでファン化も期待できます。
配信設定では公開するエピソードの説明文やカバーアート、シーズンやエピソード番号などさまざまな設定を行えます。
エピソードは以下のように3つの種類に分類できます。
フルエピソード(通常のコンテンツ)
トレーラーエピソード(予告編として)
ボーナスエピソード(アフタートークとして)
公開日時の指定もでき、指定した時間により即公開になるか公開予約になるか自動的に判断されます。
公開をすればSpotify for PodcastersとSpotify上に公開されるほか、他プラットフォームとのリンク設定をしておけば、そのプラットフォームにコンテンツを配信できます。
さまざまなプラットフォーム上でコンテンツを公開するだけでなく、ブログやTwitter、Instagramなどを駆使して宣伝、拡散を行いましょう。
すでにYouTubeチャンネルやサイトを運営している場合、ポッドキャスト内で宣伝するのも効果的です。
ポッドキャストのコンテンツは定期的に公開するのを心がけ、かつリスナーにレビューを書いてもらったりサブスクライブしてもらったりできるように声かけを行うのも大切です。
ポッドキャストを始めるにあたって、高価な機材をすぐに揃える必要はありません。
配信が軌道に乗り、必要と感じた際に少しずつ買い揃えていくのをおすすめします。
各機材やツールを購入する場合、どういった物を選ぶべきかおすすめの探し方を紹介します。
コンデンサーマイク
ダイナミックマイク
ポップガード
ヘッドフォン
編集ソフト
Notta
ポッドキャストは音声コンテンツなので、録音用のマイクの重要度は高いでしょう。
本格的なマイクを検討されるのであれば、コンデンサーマイクやダイナミックマイクの購入を検討してみてください。
コンデンサーマイクは感度が良く声をしっかりと拾い、音質もきれいです。
ただし、感度が良すぎてさまざまな環境音などを拾いやすく、ノイズが多いと感じてしまう人もいるかもしれません。
ダイナミックマイクは湿度や衝撃に強いだけでなく、マイクの近距離で発生している音を主に拾うためノイズが入りにくいです。
ただし、録音時は口をマイクに近づけないと、音量が小さくなってしまう点には注意しましょう。
雑音の軽減対策として重要なのがポップガードです。
半濁音を撥音する際に発生してしまう破裂音などをポップノイズといいます。
ポップガードはマイクと自分の口の間に設置して、発生した破裂音を軽減してくれます。
話している最中に口から飛ぶ飛沫も、ポップガードがガードしてマイクを保護してくれます。
ポッドキャストでは録音した自分の声だけでなく、BGMや効果音を挿入することもあるでしょう。
音質のチェックをする際もきちんと音を聞き取るために、ヘッドフォンの使用をおすすめします。
ヘッドフォンは録音時にも活用できます。
マイクとヘッドフォンを接続した状態で録音をすれば、ノイズやハウリングなどが発生している場合すぐ気がつけます。
よりクオリティが高いコンテンツを提供するためには、録音するだけでなく音源データを編集するのもポイントです。
多くの音声配信プラットフォームは編集機能を持ち合わせているため、簡易的な編集のみを行いたい場合は提供されている編集機能を活用するのもよいでしょう。
より凝った編集を行いたいのであれば、DAW(Digital Audio Workstation)ソフトを活用して本格的な編集をしてみるものおすすめです。
DAWソフトには初心者でも分かりやすく無料で使えるものもあります。
用意した原稿と実際に録音した音声コンテンツを示し合わせて、しっかりと原稿通りに聞こえているか確認したいと思うことはないでしょうか。音声コンテンツをテキスト化できれば、簡単にチェックを行えます。
AI技術の進歩により、AIに音声データを聞き取らせ、自動的にテキスト化するサービスを提供している企業が増加しています。
本項では自動文字起こしツール「Notta」を紹介させていただきます。
Nottaは高精度の音声認識とAI要約機能を搭載した文字起こしサービスです。Web版・アプリ版どちらにも対応し、ご自身でお持ちのノートパソコンや携帯電話をそのままデバイスとして使用できます。
Nottaはリアルタイムでも音声ファイルからでもテキスト化でき、文章の修正やドキュメントの出力形式を自由に選べたりと自分に合った方法を選択できます。
アプリ版を使えばバスや電車の中でもポッドキャストを再生しながらテキスト化ができ、Web版と互換性もあるためお持ちのデバイスをフル活用できます。
音声認識技術を駆使したツールを、ぜひ一度利用してみてください。
Nottaは日本語に特化した国内最先端AI音声文字起こしツールです。
ポッドキャストを始める際に、注意すべき点を紹介します。
難しい単語や熟語は極力避ける
指示語を多用しない
分かりやすい文章を心がける
事前に原稿を朗読する
原稿を作って録音する場合でも、原稿は作らずに話す場合でも、上記項目には注意しておくのをおすすめします。
専門的な単語や、あまり聞き慣れない熟語など、理解できるリスナーが限定されてしまわないように、使用する単語や熟語は精査しておきましょう。「これ」や「それ」などといった指示語は、前に話した内容を記憶できていないと分かりにくくなりがちです。文章は長くなればなるほど聞き取りづらくなります。1文1文が長くなりすぎず、難しい言い回しがないように心がけましょう。
録音をする前に、数回は声を出して読む練習をしてみてはいかがでしょうか。実際に話してみると、詰まってしまう場所や噛んでしまいそうな言い回しが見つかるかもしれません。数回朗読という形で練習をしておけば、本番の際も落ち着いて話せるでしょう。
Q.ポッドキャストを始めるのに必要な機材は?
A.ポッドキャストを始めるために必要な機材は以下のとおりです。
マイク
ポップガード
ヘッドフォン
編集ソフト
Q.ポッドキャストの利用料金はいくらですか?
A.ポッドキャストは基本無料です。一部のプレミアムコンテンツのみ有料です。
Q.ポッドキャストの収入源は何ですか?
A.ポッドキャストの収入源は、番組内での商品PR、YouTubeチャンネル、Spotifyオリジナル番組などです。
Q.ポッドキャストでチャンネルを作成するには?
A.Spotify for PodcastersやApple Podcasts、Google Podcastsなどでアカウントを作成すれば、自分のチャンネルを作成できます。
ポッドキャストはいつどこでも配信される音声コンテンツを視聴できるだけでなく、誰でも気軽に音声コンテンツ配信を始められるプラットフォームです。
無料で自分の番組を開設して、これまで培ってきた経験をリスナーへ届けましょう。
初めのうちは配信アプリや編集ソフトの扱いに慣れずとも、継続していけば上達していき、リスナーにも登録してもらいやすくなるでしょう。
趣味からビジネスまで、世界中で24時間配信されているラジオ感覚のサービスを、ぜひ提供してみてください。