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テクノロジーの進化に伴い、使用する人が増えてきている音声入力機能。その精度は年々向上しており、普段の生活や仕事などに活かせる機会が増えてきました。
今回は、音声入力の中でもiPhoneの音声入力機能に焦点を当て、使い方や使用上のコツ・注意事項などについてくわしく解説します。また、使用する上で覚えておきたいメリットやデメリットなどもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事は記事掲載時点での情報に基づいて執筆しております。そのため、製品に関する内容についてはバージョンアップなどにより現行のものと異なる可能性がございます。
iPhoneには、タイプ入力ができる場所であれば、どこにでも音声入力ができる機能が備わっています。この機能自体は以前からiPhoneに備わっていたものですが、新バージョンであるiOS16では、機能や精度などがさらに向上しました。
iOS16では音声入力とキーボード操作を同時に行える仕様となっており、音声入力で空白や改行などが認識されなかったとしても、キーボード入力を併用して補えるようになっています。また、認識精度自体も向上しているので、さらに使いやすい機能になっているといえるでしょう。
iPhoneの音声入力を使う上でまず覚えておきたいことが、一部の言語または国・地域では音声入力を使用できない点です。くわしくはAppleの公式サイト内にある「iOSとiPadOS 16で利用できる機能」というページに記載がありますので、確認しておくといいでしょう。
なお、デフォルトで音声入力機能はオンになっているため、特に設定を変更していない場合はそのまま音声入力機能を使用できます。
iPhoneの音声入力機能の使い方は、大きく分けて2種類あります。ここからは、それぞれの使い方について具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
音声入力機能は、メールやLINEなどのアプリ上で簡単に使用可能です。主な使い方は、下記の通り。
テキストを挿入したい場所に挿入ポイントを置く
マイクアイコンが表示されていることを確認し、アイコンをタップする
任意のメッセージを発話する
なお、「ハッピーな絵文字」などの名称をいうことで絵文字の挿入も可能です。
音声入力は、「Siri」の画面上で指示することでも使用できます。Siriを呼び出した上で、例えば「○○さんにLINEしたい」などというと、上部にLINEのメッセージ入力画面が開きます。「どんなメッセージを送りますか?」と表示されるので、任意のメッセージを発話しましょう。
表示されたメッセージを確認し、「送信して」などというとそのまま送信されます。
iPhoneの音声入力機能は、いくつかのコツを知っておくことでさらに効率良く使えるようになります。
1.句読点や記号・改行など音声入力のコマンドを活用
例えば、句読点や記号・改行などは名称を発話することで文字として入力できる仕様になっており、知っているだけでスムーズに入力できるようになるでしょう。句読点や記号などに関する音声入力のコマンドには、下記のようなものがあります。
「。」(句点):まる
「、」(読点):てん
「?」:クエスチョンマーク
「!」:ビックリマーク
「/」:スラッシュ
「」(スペース):タブキー
改行:かいぎょう
2.はっきりと話すこと
また、音声入力の精度を上げたい場合はいつも話しているスピードより少しゆっくりめに発声したり、はっきりと発話したりすることも大切です。これらのコツを覚えておき、より効率的に音声入力を使えるようにしましょう。
iPhoneの音声入力は便利で簡単に使える機能ですが、使用上の注意点がまったくないというわけではありません。ここからは、iPhoneの音声入力を利用する際の注意事項を紹介しますので、トラブルを避けるためにも確認しておきましょう。
音声入力を使用すると、場合によってはモバイルデータ通信料がかかる可能性があります。例えばSiriを声で操作する場合、音声がクラウドに送信されて分析や処理が行われるため、何らかのインターネット回線を使う形となるのです。
Siriが使用するデータ通信料は、短い質問に対してはそれほど多くないようですが、念のためWi-Fiに接続した状態で使うほうが安心でしょう。
iPhoneの音声入力の精度は上がってきてはいるものの、会議などで複数人が発言するシーンには向いていません。
音声を正確に文字化できなくなるほか、誰が発言しているのかがわからなくなるといった注意点があるので、あくまでもひとりの音声を拾うための機能として使用したほうがいいでしょう。
また、騒がしい場所でも文字認識の精度が落ちるので、公共の場や喧騒が気になる場所などでは使いにくい点にも注意が必要です。
すぐ隣で大きな声で話している人などがいる場合は声を拾ってしまう可能性があるので、効率良く使用するためにも、できるだけ静かな場所を選ぶようにしましょう。
ここからは、iPhoneの音声入力を使用する上でのメリットとデメリットについて解説していきます。
音声入力にはさまざまなメリットがある一方、使えるシーンが限られるなどといったデメリットもいくつかあります。
正しい場面で効率的に使うためにも、良し悪しを理解しておきましょう。
iPhoneの音声入力を使用する上でのメリットとしては、下記のようなものが挙げられます。
タイプするよりも速い
手を使わずに入力できる
障がいのある人でも利用できる
まず、使い方に慣れてしまえば、タイプするよりも速く文字を入力できる点は大きなメリットだといえるでしょう。日常生活でのメッセージのやり取りはもちろん、仕事や学業で文章をたくさん作成するシーンなどにおいても重宝する機能です。
また、手を使わずに入力できるため、ほかの作業をしながら文章を作成できるのも嬉しいポイント。手に負担がかからないため腱鞘炎等の心配もなく、体に優しい方法だといえます。
さらに、体に何らかの障がいがある人でも利用できる可能性があるという点でも、ハンズフリーの文字入力は魅力的な機能でしょう。
手を使わず素早い入力を可能にするiPhoneの音声入力ですが、デメリットがまったくないわけではありません。例えば、下記のようなことが音声入力のデメリットとして挙げられます。
公共の場では使用しにくい
間違って入力されることがある
音声入力を使うとなると必ず声を出す必要があるので、周囲の環境次第では使いにくい場合もあるでしょう。例えば公共の場や静かにしないといけないシーンなどでは、使用すること自体が迷惑行為になってしまう可能性もあります。
また、いくら精度が上がったとはいえ、まだまだ間違って入力されるケースもあるものです。特に複数人で発話したり騒がしい場所で音声入力を使用したりする場合は、正しく入力できるとは限りません。
使用する場所を選んだり、状況にあわせてキーボード入力も併用したりするなどして、デメリットをカバーしながら利用するようにしましょう。
ここからは、iPhoneの音声入力に関するよくあるご質問と、その回答をご紹介します。
iPhoneのマイク設定を行う場合は、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」の順に選択します。するとアプリの一覧が表示されますので、目的のアプリが有効になっているかどうかを確認しましょう。
最新のiOSとは若干違うようなので、自分のiPhoneで操作した結果を文章にしました(iOS16.3)
iPhoneの音声コントロールは、「設定」→「アクセシビリティ」→「音声コントロール」の順に選択し、「音声コントロール」のトグルをオンにすることで設定できます。
参考元:音声コントロールを使ってiPhoneを操作する。最新のiOSとは若干違うようなので、自分のiPhoneで操作した結果を文章にしました(iOS16.3)
音声入力のアシスト機能としておなじみの「Siri」は、2011年に「iPhone 4S」に搭載されて以降発展を繰り返してきました。また、音声入力の機能自体もiOS16以降は音声入力中にキーボードが表示されるようになるなど、さらなる進化を遂げています。
テクノロジーの進化に伴い、音声入力機能の精度は年々向上しています。iPhoneの音声入力機能はiOS16以降さらに使い勝手が良くなったこともあり、日常生活や仕事などで活用できるシーンも多いでしょう。
使用する場面や環境などにあわせてiPhoneの音声入力機能をうまく活用し、文字入力をより快適に行いましょう。
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