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チームのコミュニケーションが活発になったり、社員の会社への帰属意識が高まったりすることから、ビジネスシーンにおいて注目を集めている「チームビルディング」。
メリットの多い手法ですが、具体的にどのように取り入れていけばいいのかがよくわからない人もいるでしょう。
そこで今回は、チームビルディングに有効なゲームやイベントなどを20個紹介します。短時間で取り組めるアイスブレイクゲームから、リモートワークでも行えるゲームまで幅広く紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも、チームビルディングとはどのような役割や意味を持つものなのでしょうか。
チームビルディングは組織開発の手法として注目されているもので、活用することで組織としての目標を達成しやすくなる効果があるといわれています。
コミュニケーションが充実することで社員の会社への帰属意識が高まり、各メンバーが一丸となって業務に取り組むようになるのです。
また、個々人がモチベーションを維持しながら能力を発揮できる状態となるため、新しいアイデアが生まれイノベーションが起こりやすい状態にもなるでしょう。
さらに、職場内で気軽に話せる雰囲気が作られ相談事などもしやすくなり、社員の離職率が下がることも期待できます。
チームビルディングにつながる研修やゲームなどを取り入れることで、上記のようなさまざまなメリットを享受できるようになるでしょう。
チームビルディングのためのゲームやイベントには多種多様なものがありますが、手軽に行えるものを知りたい人も多いのではないでしょうか。
ここからは、数分〜30分程度で簡単に行えるチームビルディングのゲームを5つ紹介します。
どれも事前準備物などが少なく気軽に行えるゲームとなっていますので、ぜひ参考にしてください。
【プレイ人数】10〜15人程度
【所要時間】5〜15分
【ゲームの内容やメリット】
バースデーラインは、誕生日の早い人から順番に1列に並ぶゲームです。言葉を交わしたり筆談したりすることなく、全員が正しい順番で並ぶことを目指します。
ジェスチャーや手話などを使いノンバーバルコミュニケーションの重要性を学べるため、チームビルディングに適したゲームだといえるでしょう。
また、全員が平等に参加できる点や、5〜15分程度の短い時間で行える上に準備物が必要ではない点なども、メリットとして挙げられます。
【プレイ人数】5〜10人程度
【所要時間】1人あたり2〜3分
【ゲームの内容やメリット】
画像選択ゲームは、さまざまな写真や絵を用意し、自分の気持ちに一番合うものを選んだ上でその理由について共有してもらうゲームです。
用意する写真や絵に制限はありませんが、いろいろな視点をもとに選択できるよう、自然の風景や動物、街や人などの中から多種多様なものを選んでおくといいでしょう。
画像の準備をしなければいけない点は手間だといえますが、その場に集まったメンバーの感情を互いに把握しやすくなるため、ミーティングや研修などの前におすすめのゲームだといえます。
【プレイ人数】5〜10人程度
【所要時間】10〜20分
【ゲームの内容やメリット】
チームの人に言葉を使わずにお題を伝えるジェスチャーゲームは、定番のグループワークゲームの1つです。
学校やこれまでの社会経験などにおいてチャレンジしたことがある人も多く、取り組みやすいゲームだといえるでしょう。
相手の伝えたいことを理解しようとしたり、チームで協力して正解を当てようとしたりすることで、協調性が生まれやすくなります。
【プレイ人数】4人以上
【所要時間】2〜3分
【ゲームの内容やメリット】
2人1組になり、互いに質問しながら、どちらがより相手のことを深く知ったかを競うゲームです。
相手に質問するだけのとてもシンプルなゲームですが、お互いを理解することにつながるため、チームの形成期に行うと効果があるでしょう。
また、あらゆるビジネスシーンに役立つ質問力や対話力を向上させられるという利点もあります。
【プレイ人数】6人以上
【所要時間】10分程度
【ゲームの内容やメリット】
スプーンやお玉などにピンポン玉を入れて、落とさないようにゴールまで運ぶゲームです。
シンプルで簡単に行えるゲームですが、ピンポン玉は非常に運びにくく、ゲームに取り組むことで慎重さや判断力などの向上を期待できます。
また、ピンポン玉を次の人に受け渡していくリレー形式のゲームのため、チームワークを築ける点もメリットです。
ここからは、室内でまとまった時間を使いながら行いたい場合におすすめのチームビルディングのゲームを紹介します。
アイスブレイクゲームよりはプレイ時間が長くなるため、準備物などが必要なものもありますが、その分学べることも多くなるでしょう。
【プレイ人数】8人以上(1チーム4人程度)
【所要時間】30〜60分程度
【ゲームの内容やメリット】
マシュマロ・チャレンジは、乾燥パスタやマシュマロ、テープ・紐などを使って自立可能なタワーを作るゲームです。
これは著名人による講演などが行われている「TED Talks」でも紹介された有名なゲームで、作戦を練ったり協力しながらタワーを作成したりする過程で、自然と親睦を深められるようになっています。
身近にあるものを使いつつもユニークなゲームなので、楽しみながら行えるでしょう。
【プレイ人数】10〜15人程度
【所要時間】30〜90分程度
【ゲームの内容やメリット】
2013年頃に流行し、コミュニケーションゲームとして有名になった人狼ゲーム。参加者同士の会話を通してゲームが進むことから、コミュニケーション活性化に効果があり、チームビルディングのコンテンツとしても注目されています。
適性人数は10〜15名程度で、プレイヤーが村人や人狼、騎士などに分かれてゲームが進行していきます。
思考力やコミュニケーション能力など、ビジネスシーンに必要な力を楽しみながら向上させられることでしょう。
【プレイ人数】5人以上(1チーム4〜6人程度)
【所要時間】1〜2時間程度
【ゲームの内容やメリット】
ドミノは誰でも知っている定番のゲームで、ルールもシンプルなため取り入れやすい点が特徴です。
4〜10名程度のチームを作り、制限時間の中でより長くドミノが倒れ続けたチームを勝ちとします。勝利のためには作戦を話し合ったり協力して進めたりする必要があるため、協調性やチームワークが身につくことでしょう。
また、長時間にわたり注意深くドミノを立てる行為を通して、集中力が向上する効果も期待できます。
【プレイ人数】5人以上(1チーム4〜6人程度)
【所要時間】20〜60分程度
【ゲームの内容やメリット】
似顔絵当てゲームは、チーム全員がお題をもとに似顔絵を書き、その絵が誰の似顔絵なのかを答えるゲームです。
まずは数名ずつのチームを作り、それぞれがお題の似顔絵を描きます。
お題は特に誰でもかまいませんが、範囲を広くしすぎると難易度が上がってしまうため、「オリンピック出場選手」や「歌手」などのように適度に絞り込んでおくといいでしょう。なお、組織やチームの関係者をお題にするのもおすすめです。
誰の似顔絵であるかをチームメンバーが順番に回答していき、最も正解数の多いチームが優勝となります。
【参加人数】5人以上(1チーム4〜6人程度)
【所要時間】2時間〜半日程度
【内容やメリット】
屋内でできるチームビルディングのゲーム・イベントとして、実はメリットが多いものがクッキングです。
チームでクッキングを行う場合は、役割分担を決めたり時間内に完成させるために作戦会議をしたりする必要があり、メンバー同士のコミュニケーション活性化につながるでしょう。
また、研修の中で作った料理をあとで食べられる点も、メリットとして挙げられます。
チームビルディングのゲームを取り入れたい人の中には、屋外でできるものを探している人もいるのではないでしょうか。
人数が多い場合や社員のリフレッシュを兼ねている場合などは、野外でゲーム・イベントを行うのもいいでしょう。
ここからは、屋外でできるチームビルディングのゲーム・イベントを紹介します。
【プレイ人数】10人以上
【所要時間】1〜2時間程度
【ゲームの内容やメリット】
借り物競争は、チームメンバーの趣味や特徴、生活などを知るのに最適なゲームです。
例えば、「趣味が登山の人」とか「英語が上手な人」などのお題に合ったメンバーを探すことで、メンバー同士が交流を深めるきっかけとなります。
なお、参加人数が多くなればなるほど盛り上がるゲームのため、人数が多いチーム・企業などに特に適しているでしょう。
【プレイ人数】10人以上(多いほうが難易度が上がります)
【所要時間】15〜60分程度
【ゲームの内容やメリット】
エブリバディアップは、両隣の人と足首から先が触れたままの状態で、全員同時に立ち上がることを目指すゲームです。
1人でも立ち上がることができないと目標達成とならないため、協力して課題に取り組むうちにチームワークが生まれるでしょう。
ゲームを行うための備品や特別な準備などをする必要がなく、公園や広場などで手軽に行える点も魅力です。
【プレイ人数】10人以上
【所要時間】30分〜3時間程度(各フィールドや施設などによる)
【ゲームの内容やメリット】
通称「サバゲー 」とも呼ばれるサバイバルゲームは、エアソフトガンを使って相手チームと撃ち合いをするゲーム。
趣味として取り組む人が多いイメージですが、実はチームビルディングのためのゲームとして取り入れると、大きな効果を発揮するものでもあります。
役職や肩書きなどに関係なく協力したり戦略を練ったりするうちに、自然とメンバー同士の距離が近づいていくことでしょう。また、非日常的な雰囲気の中で行うゲームのため、メンバーの普段とは違う一面が見えるというメリットもあります。
【参加人数】特に指定なし
【所要時間】2時間〜半日程度
【内容やメリット】
社内イベントの定番であるキャンプ・BBQも、チームビルディングに適した企画の1つです。
会場の予約や準備、料理・片付け、イベントの進行などさまざまな要素をこなすうちに、チームワークや協調性などが養われます。
また、定番のアクティビティのため実施場所を探しやすい点や、老若男女問わず参加しやすい点もメリットとして挙げられるでしょう。
【参加人数】特に指定なし
【所要時間】2時間〜半日程度(活動による)
【内容やメリット】
社会貢献やチャリティイベントなどを取り入れることも、チームビルディングの手法として注目されています。
ゴミ拾いやバザー、募金などの活動を共に行うことで、メンバー間の絆が強固になったり一体感が生まれたりする効果が期待できます。
また、社会にとって意義のある活動をすることに、喜びや充実感を得られる人もいるでしょう。
チームビルディングを社内で取り入れたいものの、業務をリモートワークに切り替えたことから、社員同士が直接集まるイベントだと開催できない企業もあるのではないでしょうか。
そこでここからは、リモートワークでもできるチームビルディングのゲーム・イベントを5つ紹介していきます。
オンラインでも取り組めるゲーム・イベントを通して、社員の会社への帰属意識を向上させましょう。
【プレイ人数】5人以上(1チーム4〜6人程度)
【所要時間】60〜90分程度
【ゲームの内容やメリット】
NASAゲームは、チームメンバーと合意形成しながら結論を導き出していく「コンセンサス ゲーム」の一種です。
参加者は母船から約300km離れたところに不時着した宇宙飛行士という設定で、破損を免れた15個のアイテムに優先順位をつけ、母船に無事戻ることを目指すというストーリー。
合意形成の難しさやコミュニケーションスキルの重要さを体感できるゲームで、チームビルディングに非常に効果的です。
オンラインでのNASAゲーム実施をサポートしている企業などもあるので、準備における手間を省きたい場合は問い合わせてみるといいでしょう。
【プレイ人数】10人以上(1チーム3〜5人程度)
【所要時間】3〜6時間程度
【ゲームの内容やメリット】
The商社は、参加者がチームを組み事業設立を擬似体験するゲームで、3〜6人のチームで自分たちの事業を発展させることを目指します。
チームワークや対話力はもちろん、経営資源を効率的に機能させる重要性や自分の弱み・強みなど、さまざまなことを学べるゲームです。
開発企業である株式会社プロジェクトデザインに問い合わせた上で研修準備などをする必要がありますが、大手企業などでも取り入れられている質の高い研修を選びたい人には、ぴったりのビジネスゲームだといえるでしょう。
【プレイ人数】5人以上(1チーム3〜5人程度)
【所要時間】30〜60分程度
【ゲームの内容やメリット】
断片的な情報をもとに野球のポジションを当てていくこのゲームは、コミュニケーション力やロジカルシンキングを向上させるのに適したゲームです。
メンバーには9つの野球のポジションが振り分けられ、与えられた情報だけを伝え合いながら、誰がどのポジションであるのかを少しずつ特定していきます。
正解を導き出すためには活発な議論や情報の伝達が必須のため、チームビルディングに効果的でしょう。
こちらもオンラインでの実施をサポートしている企業があるので、興味のある方はぜひ問い合わせてみてください。
【参加人数】特に指定なし
【所要時間】5〜30分程度
【内容やメリット】
テレワーク中の社員へのリフレッシュとして、コーヒーブレイクタイムを設けるのもおすすめの方法です。
リモートワークにおいてはメリットを感じる人がいる一方で、孤独感を感じたり長時間自宅で働くことに飽きてしまったりする人も少なくはありません。
週に1度や月に1回程度の頻度でもいいので、オンラインでコーヒーを飲みながら雑談する時間を作ると、チームメンバー同士が交流を深めるきっかけとなるでしょう。
費用や特別な準備物などが必要なく、気軽に行える点もメリットです。
【参加人数】特に指定なし
【所要時間】5〜30分程度
【内容やメリット】
オンラインでもできるアイスブレイクゲームなどを探している場合は、性格診断テストを活用する方法もおすすめです。
メンバーには、簡単な性格診断テストやユニークな診断テストなどに事前に回答しておいてもらい、オンラインミーティングや研修などの際に共有してもらいます。
会話のきっかけとなったりチームメンバーの意外な一面を知ることにつながったりするため、コミュニケーションの活性化が期待できるでしょう。
チームビルディングのためのゲームや研修を行うにあたって、その内容を記録しておきたいと考える人もいるのではないでしょうか。
そこで議事録などを作成する際におすすめしたいのが、「Notta」のサービスを活用する方法です。
Nottaを使えば、音声や動画ファイルをアップロードするだけで即座に文字起こしすることが可能。
また、オンラインでのミーティング・研修時に最適なリアルタイム文字起こし機能も搭載されています。
テキストの編集やデータのエクスポートなども簡単に行えるため、議事録作成における時間や手間を大幅に削減できることでしょう。
Nottaは日本語に特化した国内最先端AI音声文字起こしツールです。
チームビルディングは組織開発の手法として注目されており、活用することでさまざまなメリットを享受できます。
ゲーム・イベントなどを通してチームビルディングを行うと、社員の協調性を養ったりモチベーションを向上させたりすることにつながるでしょう。
また、研修やゲームの様子を記録して残したい場合は、Nottaを活用することで文字起こしにかかる手間や時間を削減できます。
チームビルディングに適したゲーム・イベントを取り入れ、目標を達成しやすいチームを作りましょう。