【完全ガイド】在宅ワークでのデータ入力の仕事とは？初心者向けに収入などを紹介

家庭と仕事を両立したい人や副業を始めたい人の間で、人気が高い在宅ワークでのデータ入力。

興味があるものの、初心者でも取り組めるものなのかどうかが気になる人もいるでしょう。

本記事では在宅ワークでのデータ入力の仕事を、初心者向けにくわしく解説。主な仕事内容からメリット・デメリット、仕事を探せるサイトまで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【在宅ワーク】データ入力の主な仕事内容

「データ入力」は在宅ワークに興味がある人にとってはよく見聞きする仕事の1つですが、実際にどのようなことを行うのでしょうか。

ここからは、在宅でのデータ入力の主な仕事内容を、3つの種類に分けて具体的に紹介します。

単純データ入力

「単純データ入力」は、印字された情報などをWordやExcelなどに入力していく業務です。

例えば、住所録や商品のデータなどをフォーマットにしたがって入力するだけの簡単な作業のため、初心者でも取り組みやすい点が特徴。

必要なスキルは文字や数字を打つだけという場合が多いので、パソコンに慣れていない人でも比較的始めやすいでしょう。

テープ起こし

「テープ起こし」は「文字起こし」などと呼ばれることもある仕事で、音声データなどの内容を文字化する作業です。

例えば会議の内容やインタビュー・対談など、またYouTubeの映像などから文字起こしをすることがあり、近年はリモート形式での業務やセミナーなどが増加していることから、一定の需要があると考えられます。

基本的にスキルや知識がない人でも始められる上に、効率良く作業ができればある程度の収入にもつながります。

報告業務

「報告業務」は、いわゆるアンケート結果の集計や、リスト作成などのことを指します。例えばクライアント企業が行ったアンケートの結果をまとめ上げたり、SNS上のデータや検索結果などをリストにして報告したりすることが主な業務です。

インターネットでの検索や、コピー&ペースト・簡単なExcel操作などができれば取り組めるため、初心者でも十分始められる仕事でしょう。

興味のある分野であれば楽しみながら行えるため、単純データ入力では飽きてしまう人にもおすすめです。

在宅ワークのデータ入力に必要なスキルとは？

未経験でも始めやすい仕事である、在宅ワークでのデータ入力。基本的なパソコンスキルがあれば始められる仕事ですが、どのような能力があれば取り組みやすいのかが気になる人もいるでしょう。

ここからは、在宅ワークでのデータ入力に必要とされるスキルを紹介します。

基本的なタイピングスキル

データ入力の仕事はたくさんの文字や数字などを入力するため、基本的なタイピングスキルは必要となります。

 より効率良く作業したいのであれば、ブラインドタッチを習得したほうがいいでしょう。入力が早くなればなるほど作業効率は上がるので、同じ作業や報酬でもブラインドタッチができると稼ぎやすくなります。

タイピングは無料のサイトやゲームなどを用いるだけでも十分スキルアップできますので、入力の速さに自信がない人は練習しておきましょう。

ショートカットキーの活用

効率良く入力作業を進めたいのであれば、ショートカットキーの活用も必須の要素となるでしょう。

ショートカットキーとは、キーボードだけを使ってパソコンの操作を簡単に行うためのキーの組み合わせのことで、知っているとパソコンの操作を迅速に実行できるようになります。 

例えば、コピー&ペーストなどは「Ctrl」+「C」でコピー、「Ctrl」+「V」でペーストができるようになっており、マウスを使って行うより格段に速く操作できるでしょう。

ほかにも「Ctrl」+「A」（すべて選択）、「Ctrl」+「F」（文字検索）などもデータ入力時によく使うショートカットキーですので、積極的に取り入れることをおすすめします。

WordやExcelに関する基本的な知識

データ入力の仕事は、WordやExcelを活用することも少なくはありません。例えば表を作ったり画像の挿入をしたりする場合もありますので、基本の操作方法は覚えておくようにしましょう。

なお、Excelの基本知識である数式の入力や関数などは難しく感じる人もいるかもしれませんが、基本的な関数の使い方を理解すると受注できる仕事の幅が広がります。

具体的には、経理に関連する業務などを任せてもらえる可能性がありますので、少しずつ勉強していくといいでしょう。

必要な情報を検索するスキル

情報を検索するスキルは、一見データ入力とは未関係のように見えがちですが、実は仕事効率を上げる上で重要なスキルとなります。

報告業務などを行う場合は自分でデータ検索することもあるため、正確に必要な情報を探し出すスキルを身につけておくと、納品物のクオリティを上げることにつながるのです。

なお、検索においてはYahooやGoogleなどの検索エンジンを使うこともよくありますが、InstagramなどのSNSを活用するケースもあるでしょう。

検索エンジンやSNSなどを使いこなし、素早く必要な情報を収集する能力も大切なスキルだと考えられます。

データ入力で得られる収入はどれくらい？

基本的なパソコンスキルなどがあれば始められるデータ入力ですが、仕事にするとなると、やはり報酬は気になるところです。

初心者がデータ入力をする場合、いくらくらいの収入を得られるのでしょうか。

ここからは、データ入力の相場や報酬などについて解説していきます。

成果報酬制だと1文字0.1円〜1円

在宅ワークでデータ入力を行う場合、報酬が1件ごともしくは1文字単位で設定されている「成果報酬制」の仕事が多くなります。

相場は1文字0.1円〜1円ですが、案件の種類や個人のスキルによって変動することもあるでしょう。

なお、これは単純データ入力などの相場で、テープ起こしを行う場合は1時間で10,000円〜20,000円程度が相場となります。

時給制の場合は時給1,000円が相場

ほとんどの場合が成果報酬制であるデータ入力ですが、中には時給制の仕事もあり、その場合の相場は時給1,000円となります。

外でオフィスワーク系のアルバイトなどをするより時給が低い傾向にあるので、成果報酬制の仕事を効率良く終えるほうが高収入になるかもしれません。

在宅ワークでのデータ入力を仕事にするメリット

副業を探している人や家の中で働きたい人に人気のあるデータ入力ですが、どのような部分が魅力的なのでしょうか。

ここからは、在宅ワークでのデータ入力を仕事にするメリットを解説します。

初心者でもすぐに始められる

データ入力を仕事にするメリットとしてまず挙げられるのは、特別なスキルなどが必要なく誰でもすぐに始められることでしょう。

基本的なパソコン操作ができれば初心者でも始められますし、実際に「未経験可」と書かれている仕事は少なくありません。

Webデザインやプログラミングなど、ほかの在宅でできる仕事と比べて応募までのハードルが低いため、仕事にブランクのある人はもちろん学生でも応募できます。 

また、在宅でのデータ入力の仕事を探せるサイト等も複数あるため、状況によってはすぐに仕事が見つかる点もメリットです。

 人間関係に関する悩みから開放される

在宅で仕事をする上で大きなメリットとなるのが、人間関係に関する悩みがなくなる点です。

苦手な同僚や上司に気を使う必要はなく、接客業にありがちなクレーム対応などで消耗することもありません。 

周囲に気を遣わずマイペースに働きたい人にとっては、かなり魅力的な働き方でしょう。

なお、数ある在宅ワークの中でもデータ入力はクライアントとやり取りする回数が少ないため、特に人間関係に悩む必要がない仕事だと言われています。

仕事と育児の両立がしやすい

こちらも在宅ワーク全般に言えることですが、自分のペースで働ける分、仕事と育児の両立がしやすいというメリットもあります。

例えば、子どもが突然熱を出してしまっても、納期が先であれば仕事を先送りにして病院に連れていけますし、学校行事などにあわせて仕事のスケジュールを組むことも可能です。

 また、通勤時間がなくなることで時間を有効に使えるというメリットもあるでしょう。仮に通勤時間が片道1時間の人は自由時間が2時間増えることになるので、子どもとの時間に充てたり自分が好きなことをする時間を作ったりすることができます。

在宅ワークでのデータ入力を仕事にするデメリット

未経験者でもすぐに始められ、仕事と家庭の両立もしやすい在宅でのデータ入力。さまざまな魅力があるのは事実ですが、まったくデメリットがないというわけではありません。

ここからは、在宅ワークでのデータ入力を仕事にするデメリットを解説していきます。

単価によってはなかなか稼げない

在宅でのデータ入力の大きな注意点とも言えるのが、全体的に単価が安く、状況によってはなかなか稼げない点です。

1文字1円や時給1,000円などが相場となるため、大きく稼ぐことは難しい可能性があります。

高収入を目指すには素早く作業するためのコツを身につけたり、データ入力から派生してほかの業務も引き受けたりする必要があるため、人によってはなかなか効率良く稼げないでしょう。

スキルアップの限界点が低い

データ入力は単純作業で誰でもできる点がメリットですが、これは裏を返せばスキルアップにつながらないというデメリットにもなり得ます。

人によっては何年も続けていると自己成長を感じられなくなり、単調な作業を繰り返す日々に飽きてしまうこともあるでしょう。

このような人は、関連する新しいスキルを身につけたり、データ入力と同様にパソコンを使ってできるほかの在宅ワークに目を向けてみたりすることをおすすめします。

手首や目などが疲労しやすい

どのような仕事でも疲労はするものですが、データ入力の場合、特に指や手首、目などが疲労しやすくなります。

長時間パソコンの画面を同じ姿勢で見続けるため、人によっては目の疲れだけでなく、そこから来る慢性的な肩こりに悩まされることも。また、指や手を使いすぎた場合に生じる腱鞘炎にも注意が必要です。

なお、自分のペースで働く在宅ワークの場合、休憩を取らずに上記のような症状を悪化させる人も少なくはありません。

適度に休憩やストレッチをするなどして、リラックスしたり体をほぐしたりすることを忘れないようにする必要があるでしょう。

データ入力に向いている人・向いていない人

データ入力は誰でも始められる点が魅力ですが、向き・不向きはどのような仕事にでもあるものです。

ここからは、データ入力に向いている人・向いていない人の特徴を紹介しますので、自分に当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。

向いている人

ルールなどに沿って単純作業をどんどん進めていくデータ入力は、1人でコツコツと集中して作業できる人に向いている仕事です。

同じ作業を繰り返すことや黙々と働くことが苦にならないのであれば、すぐに業務に慣れるでしょう。

また、正確性が求められる仕事のため、几帳面でミスが少ない人や真面目な人などにもおすすめ。

さらに、パソコンの操作やタイピングが得意な人であれば、早い段階で効率良く稼げるようになるでしょう。

向いていない人

誰でも始められる点が魅力のデータ入力ですが、飽きっぽい人やじっとしているのが苦手な人だと苦痛になってしまうかもしれません。 

業務上どうしてもパソコンの前に長時間座ることになりますし、仕事内容はパターン化されているものが多くなるため、良くも悪くも変化がありません。 

体を動かすことが好きな人や何事も自分で考えたい人の場合は、ほかの仕事を検討してみるのもいいでしょう。

データ入力の仕事を探せるサイト4選

向き・不向きなどはあるものの、初心者でも始めやすく、ワーク・ライフ・バランスを実現しやすいデータ入力は魅力的な仕事です。

しかし、実際に仕事を始めるとなると、どうやって案件を探せばいいのかがよくわからない人もいるでしょう。

そこでここからは、初心者におすすめのデータ入力の仕事を探せるサイトを4つ紹介します。

クラウドワークス（CrowdWorks）

「クラウドワークス」は国内の大手クラウドソーシングサービスで、インターネット上で業務委託の仕事を発注・受注できるサイトです。

業務開始前にクラウドワークス側がいったん契約金額を預かる「仮払い制度」があるため、安心して仕事に取り組める点が特徴。

仕事内容も豊富で、初心者向けのデータ入力の仕事からWebデザイン・プログラミングまで、知識や経験にあわせて選べる案件が揃っています。

 初心者がデータ入力を始めるのであれば、まず登録しておいて損はないサイトでしょう。

ランサーズ（Lancers）

ランサーズ は日本最大級のクラウドソーシングサービスであり、クラウドワークスと同じく多くの案件が登録されているプラットフォームです。

データ入力の仕事のほか、デザインやイラスト関連、動画編集の仕事などもあり、案件の種類は豊富です。

ランサーズにはいろいろな仕事形式がありますが、簡単なデータ入力やアンケート回答などを行う「タスク方式」は初心者でも取り組みやすいため、まずは「タスク方式」の仕事に挑戦してみるといいでしょう。

なお、ランサーズとクラウドワークスはシステムやサービスなどが似ていますが、それぞれのサイトでしか募集していない案件もありますので、できれば両方登録しておくことをおすすめします。

ママワークス・シュフティ

「ママワークス」と「シュフティ」は、それぞれ主婦でも取り組みやすい案件を扱っているクラウドソーシングサービスです。隙間時間を活用したり、スキル・経験に自信がなくても応募できたりする仕事が多くあります。 

通常クラウドソーシングサイトの仕事は報酬から仲介手数料が引かれますが、「ママワークス」は手数料がかからない点が大きな特徴。案件の中には「育児休暇あり」と書かれたものなどもあり、子育て世代に適したサービスだといえるでしょう。

また、「シュフティ」も家事や育児の合間にできる仕事が豊富にあり、専業主婦や小さな子どもを育てながら働く人に人気のサイトです。 

すべての発注案件は事務局で確認されており、電話で専任担当者に相談することもできるので、在宅ワークが初めての人でも安心して業務を進められるでしょう。

テープ起こしはNottaに任せよう！　

未経験者でも仕事を得やすい在宅でのデータ入力ですが、単価の低い簡単なデータ入力ばかりに取り組んでいても、なかなかまとまった報酬は得られません。

データ入力に慣れてきたのであれば、テープ起こしや報告業務などの中から、少しでも単価の高そうな案件を選ぶことをおすすめします。 

特にテープ起こしは、作業効率を上げて継続することで、テープ起こしの収入だけで生活費を稼ぐことも可能な仕事です。 

「Notta」をはじめとするAIを搭載した自動文字起こしアプリなどもあるため、コツをつかんで作業することで格段に早く納品できます。

アプリやツールなどに任せられる部分は任せてしまい、効率良く業務を進めましょう。

会話を句読点も自動的に入れてテキスト化

Nottaは日本語に特化した国内最先端AI音声文字起こしツールです。

無料ではじめる

まとめ

仕事と育児の両立ができたり人間関係の悩みから開放されたりするなど、さまざまなメリットがある在宅での文字起こし。

特別なスキルを必要としない案件が多いため、初心者でもクラウドソーシングサイトなどで仕事を見つけやすいでしょう。

業務効率を上げたり関連するスキルを身につけたりすることで安定して稼げるようになるため、在宅で働きたい人はぜひ挑戦してみてください。