飛び込み営業

飛び込み営業とは?経験者が語る飛び込み営業のコツと向き不向き

どんな事業でも、商売するにあたって必要不可欠な「営業」。営業をしなければ商品を知ってもらうことも、知名度を上げることも難しいです。

すでに利用してもらっているユーザーに営業をすることも勿論大事ですが、新しいお客さんを開拓するためには「飛び込み営業」のような方法も必要となってきます。

突然上司から「新規ユーザーを取得してこい」と言われ、飛び込み営業の方法に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、20代の頃、実際に自動販売機の据付依頼を飛び込み営業していた筆者が、経験をもとに「飛び込み営業のコツと向き不向き」についてご紹介します。

飛び込み営業とは

飛び込み営業とは

「飛び込み営業」は言葉の通り、事前にアポイントメントをとらず、飛び込みで訪問する新規営業開拓の方法のひとつです。飛び込み営業は、法人や個人宅に突然訪問するため、自身の身元をはっきりとさせる名刺や、自社の商品やサービスの提案資料などをあらかじめ準備しておくことが不可欠です。

飛び込み営業をするメリット・デメリット

メリット・デメリット

飛び込み営業を行うメリットはたくさんあります。

  • 新規開拓の可能性が無限大

  • 自社のことを全く知らなかった人に少しでも知ってもらえる

  • 電話と違い対面のため、人によっては話を聞いてもらえる

  • 商品などの販売の場合は、実物を持ち歩くことで実際に体験してもらえる

  • 名刺や資料を渡すことで次につながる可能性がある

  • 実際に見ることでしか得られない情報がある

反対に飛び込み営業を行うデメリットもあります。

  • 対応が悪ければ後から会社にクレームが入る恐れがある

  • 会社の評判が落ちる可能性がある

  • その場に足を運ぶ必要がある

  • 断られる可能性の方が高いため営業効率が悪い

  • 時間帯を考えないと迷惑・留守の場合がある

飛び込み営業に向いている人・いない人

営業に向いている人・いない人

飛び込み営業にも向き不向きがあります。向いていないと思ったら、我慢してストレスをためず上司や先輩に相談することをおすすめします。 

飛び込み営業に向いている人

飛び込み営業に向いている人とその理由を簡単にご紹介します。

仕事とプライベートを分けている人

自宅に仕事を持ち込まない人は飛び込み営業で不快な事があっても、家庭でうまく立ちまわれます。

何を言われても気にしない人

人によっては心無い言葉をかけられることもあるので、いちいち気にせず忘れる強さも必要です。

人と話すことや雑談が好きな人

初対面で営業トークしかしないと、聞く側は身構えてしまいます。雑談や他愛のない話をクッションすることでコミュニケーションをはかることが大事です。

体力に自信がある人

場所によっては、車移動ではなく徒歩で歩き回る必要があります。夏場の暑い日や、悪天候の日など、体力と健康な心身が必要です。

自分の勧める商品やサービスに誇りを持っている人

「とてもいい商品だから勧めたい」という気持ちが自分になければ、誰も話を聞いてくれません。まずは自社製品・サービスのことを勉強し、自分が気に入ることが大事です。

飛び込み営業に向いていない人

向いていない人

飛び込み営業にあまり向いていない人とその理由を簡単にご紹介します。

人見知りな人

初対面で話すことが多くなる飛び込み営業は、人と話すことが苦手な人には向いていません。

精神的に弱い人

突然の訪問に怒鳴られる方や、門前払いなど応対が酷い場合があるため、ダメージを受けやすいひとは向いていません

物覚えが悪い人

飛び込み営業では、日数をあけて同じ場所を訪問する可能性もあります。一度話した相手を忘れたり、前回訪ねた場所を忘れたりする場合はメモをとることで解決できます。

 

飛び込み営業のコツは?

飛び込み営業のコツ

誰しも初めの一歩は不安な飛び込み営業ですが、コツさえ掴めば楽しく営業できます。

第一印象が重要

第一印象は出会って数秒で決まります。まずは身なりを整え、不潔さが無いようこころがけましょう。たとえばスーツで訪問する場合は、シャツが出ていないか、フケがついていないネクタイが曲がっていないかなどこまめにチェックします。

また、声をかけるときは小さい声でボソボソしゃべるのではなく、はきはきとした声で明るく声をかけます。

相手の心を掴む

飛び込み営業では相手の心を掴む「つかみトーク」が大事です。

  • 共感・・・「わたしも~〇〇なんです」

  • 体験・・・「わたしは~〇〇でした」

  • 根拠・・・「実物があるので触ってみてください」

  • 限定・・・「いまだけ〇〇です」

自分が心惹かれるような会話内容を、あらかじめ考えておきます。上司や同僚と練習してもよいでしょう。

開口一番に売り込みトークをしない

初対面で、しかも突然訪問してきた人の第一声が「この商品買ってください」だったら、どう思いますか?どこの馬の骨かも分からない営業マンに不信感を持ち、「結構です」と即座に断ることでしょう。そうならないためにも、まずはとりとめのない話をして相手の心を掴みましょう。相手に質問を投げかけたり、会話のキャッチボールを行い、一方的に話さないようにします。会話を重ね、相手の人となりを少しでも知っておくことで、営業トークをスムーズにすすめるヒントになります。

場数を踏む

「高齢の方は親身に話を聞いてくれる」「こういう挨拶をしたら怒鳴られたことがある」「頑張っていたら声をかけられた」など、数をこなせばこなすほど経験値がたまっていきます。自分の経験を次回に活かすことで、営業トークのスキルが格段とあがります。

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よくある質問

飛び込み営業でよくある疑問についてお答えします。

Q:飛び込み営業の最初の一言は?

飛び込み営業は企業相手でも一般家庭相手でも、アポをとらずに相手の時間を消費してしまいます。まずは突然の訪問に対するお詫びと、会社名・氏名を名乗りましょう。

例:「突然の訪問で大変申し訳ございません。わたくし〇〇の〇〇と申します」 

Q:飛び込み営業のマナーは?

飛び込み営業を行う際は、横暴な態度や失礼な発言をしないように徹底します。突然ずかずかと踏み込むのではなく、相手が受け入れてくれた時に玄関先や待合室に入るようにしましょう。また、相手が忙しそうな場合や用件が済んだら、無駄に時間をとらせず潔く退却しましょう。

Q:飛び込み営業の時間帯は?

営業の内容にもよりますが、基本的に「早朝」「お昼時」「夜」の時間帯は避けましょう。とくに朝10時より前、12時~13時の間、夜17時以降は忙しい時間帯の為、訪問しないようにしましょう。

Q:飛び込み営業の断り方

飛び込み営業を断る場合は、はっきりと「結構です」と言いましょう。「今は手が離せない」「主人が今いない」など中途半端に断ると、次回の営業につながる恐れがあります。また、少しでも話を聞いてしまうと、断れない雰囲気になってしまう場合もあるので、興味が無いものや不要なサービスの場合は早い段階で断ることが大切です。

まとめ

今回は飛び込み営業のコツと向き不向きについてお話しました。飛び込み営業を苦手と感じている方も、コツを意識しながら数をこなすことで、苦手意識を払拭することができるとおもいます。

また、飛び込み営業では普段話す機会のない様々な年代・立場の人と出会えます。そこで得たいろいろな経験は、飛び込み営業だけではなくたくさんの場面で役立つ力になるでしょう。

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