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Web面接とは、さまざまな理由から企業に直接足を運んで面接することが難しい場合に、Web上で行われる面接です。
採用担当者の時間的負担の軽減や採用スケジュールの短縮、採用の間口拡大が期待できるという観点から、近年実施する企業が増えてきています。
しかし、慣れないWeb面接に以下のような疑問や不安を感じる方は意外と多いのではないでしょうか。
・対面面接とは違うマナーや注意点はあるのか
・話し方や服装は対面の時と同じでいいのか
・Web面接特有の事前準備には何があるのか
そこで、今回は「Web面接のマナー」に焦点を当て、Web面接を受ける際の事前準備や、Web面接入室時・開始後・退出時・服装・髪型などのマナーについて解説します。
面接開始前の自己準備として、Web面接で使用する会議ツールの設定が大切です。ZoomやGoogle Meet、Skypeなど企業から指定されたWeb会議ツールを使用するかと思いますが、もし使用したことがないツールを指定された時は、事前にどのようなツールなのかを確認しておきましょう。必要に応じてアカウントの作成や操作方法の確認が必要です。
次に通信環境の確認とテストをしましょう。インターネット接続が不安定な場所では、映像が乱れたり、遅れたりすることがあります。トラブル防止の観点から、Web面接は周囲の雑音や余計な情報の映り込みをできるだけシャットアウトし、インターネット接続が安定した場所で受けるようにしましょう。
面接先の会社説明資料や、自分の履歴書、職務経歴書、ポートフォリオ、面接で予想される質問と回答のメモなど面接中に必要になるであろう資料は事前に手元に準備しておきましょう。
Web面接を受ける際は、スタート時刻の10分前にオンライン会議の待機室に入室しておきましょう。Web面接でも遅刻は厳禁です。余裕を持った行動を心がけましょう。
待機室へ入室後は音量の調整や映像の確認などマイクやカメラに不具合がないかを確認しましょう。カメラより高い位置に顔があると、画面先の面接官を上から見下ろす形になってしまいます。カメラの位置を調整する際は、目線と同じ高さにすることを心がけましょう。また、デバイスの内蔵スピーカーに不具合が生じたり、音質が良くないと感じたりした場合は、マイク付きイヤホンの活用がおすすめです。
マイクやカメラのテストなど自分の準備が整い次第、チャットツールや事前にいただいたメールアドレスなどで相手にメッセージを送り、応答を待ちましょう。マナーとして、採用担当者の連絡がないにもかかわらず、待機室から会議室に入室することは避けましょう。
Web面接開始後は、最初の挨拶が肝心です。好印象を持たれるためにも、元気良くフルネームを名乗りお辞儀をします。お辞儀は丁寧に45度程度頭を下げることを意識しましょう。
Web面接を受ける際は、質問に対する具体的かつ明確な回答を意識しましょう。特に重要な箇所では、話す速度や声のトーンなどを意識すると内容が相手に伝わりやすいです。
【Web面接でよく聞かれる質問例】
自己PRをしてください
自分の強みや弱みは何ですか
学生時代に頑張ったことは何ですか
企業選びの軸は何ですか
当社の志望動機は何ですか
当社について何か質問はありますか(逆質問)
Web面接を受ける際は、相手の発言をよく聞くという観点から、相槌や頷きなどのリアクションを適度に行いましょう。聞く姿勢ひとつでその人の人間性は意外と伝わります。面接官に良い印象を与えるためにも意識したいポイントのひとつです。
画面を見ながら話してしまうと、相手の画面から見た時に俯きながら話しているように見えてしまいます。自信がないように見えることを避けるため、Web面接ではカメラに目線を向けて話すようにしましょう。
面接中にメモを取る際は、パソコンやスマートフォンのメモアプリではなく、手書きにしましょう。理由は、キーボードのタイプ音やスマートフォンのタップ音、アプリの通知音などがマイクに入ったり、メモアプリを立ち上げたことでカメラが途切れたりなどのデメリットがあるからです。
Web面接では、先に企業側から接続を切ってもらうのがマナーです。面接終了後はお礼の言葉を伝え、相手の退室を待ちましょう。
しばらくしても相手が退室しない場合や先に退出するように言われた場合は、「それでは失礼いたします」などとひと声かけてから退室しましょう。
緊急時に備えて、会社の電話番号や面接官・担当者の携帯番号やメールアドレスなどの連絡先は控えましょう。もし、忘れてしまった場合は、面接の最後に面接官に聞きましょう。
ここではWeb面接における服装・髪型のマナーについて解説します。
Web面接を受ける際は、プロフェッショナルな服装を意識しましょう。企業から指定があれば従い、特に指定がない場合は、スーツの着用が望ましいです。また画面に映らないからという理由で、上半身だけ正装することは避けましょう。
男性が見るべきポイント | 女性が見るべきポイント | ||
---|---|---|---|
※私服を指定された場合 | 無地の黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色 | ||
スーツ | 無地の黒やネイビー、グレーなどが基本、ジャケットの着丈はお尻が少し隠れる程度 | ||
ワイシャツ・インナー | 無地の白(ボタンは全て閉める) | ||
ネクタイ | 無地やストライプ、小紋柄などシンプルなもの | ||
ベルト | 黒色の革製のもの | ||
ズボン・スカート | 丈は立った時に裾が靴に少し乗る程度 | 丈は膝が半分隠れる程度 | |
靴・靴下 | 靴下は暗い色の長めのソックスで、靴はひも付きの革靴 | 肌に合った色のストッキングを着用、パンプスはヒールが高すぎないも | |
カバン | シンプルな黒色、自立するタイプが理想 |
自宅の鏡やWeb面接前の画面で、髪型とメイクを確認しましょう。
男性が見るべきポイント | 女性が見るべきポイント | ||
---|---|---|---|
髪 | 顔がはっきり見えるようにセットする (※ロングヘアの方は髪をまとめる、ショートヘアの方は 顔に髪がかからないように注意する) | ||
髪色 | 黒や暗めの茶色が無難 | ||
髭 | キレイに剃る | ||
アクセサリー | 時計はベルト部分がシルバーのものか黒やブラウンの革製品のものを選ぶ | ヘアゴムやバレッタは黒やこげ茶などの落ち着いた色を意識する | |
メイク | 近年では男性でもメイクする傾向にある | ナチュラルメイクを意識。ファンデーションやチーク、リップなどで血色のよさや明るい表情を引き出す | |
注意点 | スーツの肩にフケや整髪料がついていないかを確認する |
Web面接で使用するツールの背景や音質、映り方に問題がないかを確認しましょう。
【確認ポイント】
マイクやカメラ、イヤホンに異常がないか
デバイスの充電量や通信容量が足りているか
Web面接に関係ないアプリの通知をオフにしているか
アカウント名が適切か
カメラに映る背景に問題がないか
(出典:Notta)
Web面接で面接官が重要なことを話している最中、緊張のしすぎで重要な単語を聞き逃してしまった、イヤホンのトラブルで一瞬音声が途切れてしまったなどの経験はありませんか。そんな時は98.86%の高精度なAI音声認識を誇るNottaの「リアルタイム文字起こし機能」をぜひご活用ください。重要なWeb面接の内容をリアルタイムで文字に起こし、テキストデータとして保存できるので、聞き逃してしまったWeb面接の重要事項をリアルタイムで確認できたり、後日Web面接の内容を振り返ったりする際にとても便利です。
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Web面接での録画やスクリーンショットは基本的にNGです。もし、どうしてもしたいという方は、面接官の方に直接確認し、許可を取りましょう。
音質を向上させるために、例えば、以下の観点に注目してみましょう。
観点 | ポイント |
---|---|
話すスピード | 1分間に約150語程度で話すとマイクが音を拾いやすくなり、音質が良くなる |
音質テスト | 友人や家族に電話し、自分の声が聞き取りやすいか事前に確認する |
マイクロホンの位置 | マイクロホン付きヘッドセットを使用すると、口とマイクロホンの距離が近くなり、音質が向上する |
響きの吸収 | カーテンや布張りの家具などの吸音材を部屋に設置することで、外音をシャットアウトし、音質を改善できる |
外部からの騒音 | 音質を妨げる可能性のある騒音源に注意し、最小限に抑える |
面接を受ける企業から特に禁止の指示がなければ使用しても問題ありません。例えば、先ほどご紹介したNottaの活用が可能です。もし、使用に関して不安に感じる方は、面接前に面接官に事前に使用許可を取りましょう。
バーチャル背景は、Web面接で使用しないことをおすすめします。理由は、画質が低下したり、体の一部にバーチャル背景が重なって不自然な映像になるケースがあるからです。なお、自宅でWeb面接をする場合は、できるだけ生活感を感じさせるものが映り込まないように配慮しましょう。
面接官はトラブルに対する対応力も見ています。Web面接中に何らかのトラブルが発生し、面接継続が困難になった場合は電話やメールなどですぐに連絡を取りましょう。
今回は、「Web面接のマナー」に焦点を当て、Web面接を受ける際の事前準備や、Web面接入室時・開始後・退出時・服装・髪型などのマナーについて解説しました。
Web面接を受ける際は、環境整備や場所の確保、ツールの準備、服装・髪型・メイクなどの確認が重要です。同時に面接時のマナーを確認し、自信を持って本番に臨みましょう。
また、Web面接時のトラブルを減らす、面接の質をよくするという観点からNottaの「リアルタイム文字起こし機能」をぜひご活用ください。