有料プランに登録しているアカウントであること
AI Companionが有効化されていること(デフォルトでは機能がすべて無効になっている)
Zoomデスクトップクライアント
Windows/macOS/Linux:グローバル最小バージョン以上
Zoomモバイルアプリ
Android/iOS:グローバル最小バージョン以上
Zoom Roomsバージョン:グローバル最小バージョン以上
参加者が要約を自動的に受信するには、ミーティング中に自身のZoomアカウントにサインインしている必要がある
業界トップの正確率で作業効率爆上げ!
オンラインミーティングの議事録を作成する際、話の内容をまとめて要約する作業に時間や手間を取られて困っているという方は多いかと思います。
そんなときは、Zoomの要約機能(AI Companion)を活用して、ミーティングの内容をリアルタイムで自動要約しましょう。AI要約機能を活用すれば、長い文章でも短時間で重要な箇所だけを抜き取り、自然な文章に組み立ててくれるため、ミーティング中にメモを取る作業を効率化、議事録作成のサポートに役立ちます。また、ミーティングに遅れて参加したゲストや参加できなかったゲストへの情報共有にも役立つでしょう。
今回は「Zoomの要約機能(AI Companion)」に焦点を当て、その概要や活用するメリット、利用条件、制限、設定方法、使い方、利用時の注意点などについて解説します。現在、AI要約機能を搭載したツールを利用している方や、今後、利用を検討している方はぜひご一読ください。
Zoomの要約機能「AI Companion」とは、AIがミーティング中の会話をリアルタイムで文字起こしし、自動で要約する機能です。これにより、ミーティングの重要なポイントを逃さずに記録したり、後から内容を振り返ったりすることが容易になります。なお、ミーティングに限らず、通話やSMSメッセージ、Zoom Phoneのボイスメールなどの要約も可能です。
ここでは、Zoomの要約機能(AI Companion)を活用するメリットについて3点解説します。
ミーティング中のメモ取りは、内容を理解しながらリアルタイムで行う必要があるため、集中力を分散させてしまうことがあります。AI要約機能を活用すれば、自動でミーティングの内容を要約してくれるため、メモを取る作業に気を取られることなく参加者は会議に集中でき、議論に積極的に参加できるでしょう。
ミーティングに遅れて参加したゲストや参加できなかったゲストに、要約を共有することで、簡単にミーティングの内容を把握してもらえます。これにより、情報伝達の漏れや誤解を防げるでしょう。
ミーティング終了後に議事録を作成する際、AIが生成した要約をベースにすることで、大幅に作業を効率化できます。また、要約は客観的な記録となるため、後から正確な内容を確認する際にも便利です。
Zoomの要約機能「AI Companion」を利用する際は、いくつかの条件があります。
有料プランに登録しているアカウントであること
AI Companionが有効化されていること(デフォルトでは機能がすべて無効になっている)
Zoomデスクトップクライアント
Windows/macOS/Linux:グローバル最小バージョン以上
Zoomモバイルアプリ
Android/iOS:グローバル最小バージョン以上
Zoom Roomsバージョン:グローバル最小バージョン以上
参加者が要約を自動的に受信するには、ミーティング中に自身のZoomアカウントにサインインしている必要がある
Zoomの要約機能(AI Companion)の制限として、以下を把握しておきましょう。
ミーティング要約の開始・停止ができるのは、ミーティングホストと共同ホストのみ
ホストが[要約を開始]をクリックするまでミーティングの要約は開始されない(Zoom Webポータルの設定で[ミーティング要約を自動的に開始]を有効にしている場合は別)
AI Companion機能があなたについて言及する際、Zoomのプロフィールに設定された名前の発音を使用(※設定していない場合はLarge Language Modelで選択された発音になる)
AI Companionのミーティング要約は、一部の国では利用できない
Zoomの要約機能(AI Companion)の設定は以下の手順で行いましょう。
Zoom公式サイトにログイン
サイドバーの「設定」をクリック
「AI Companion」の欄から「主催するすべてのミーティングのミーティング要約を自動的に開始」が有効になっていることを確認
ホストするミーティングでは、ミーティング内のコントロールで要約の開始・停止・保存ができます。
ここでは、ホストがミーティング要約する方法について、デスクトップとスマートフォンの2つに分けて解説します。
Zoomデスクトップでミーティングを開始
ツールバーから[AI Companion]>[要約を開始]の順にクリック
[AI Companion]>[要約を停止]の順にクリックすれば、要約の生成を停止
ミーティング終了後、要約が完成次第、テキストデータが送信される
Zoomモバイルアプリでミーティングを開始
ツールバーから、[要約]>[要約を開始]の順でタップ
[要約]>[要約を停止]の順にタップし、要約の生成を停止
ミーティング終了後、要約が完成次第、テキストデータが送信される
ホストがミーティング用に要約を有効にしている場合、ミーティングの参加者は現在のミーティングに対して要約の開始をリクエストできます。ここでは、その方法について、デスクトップとスマートフォンの2つに分けて解説します。
Zoomデスクトップからミーティングに参加
ツールバーから、[AI Companion]>[要約を開始]の順にクリック
参加者は機能の有効化をリクエストするように指示されます。
[リクエストを送信]をクリック
リクエストがホストに送られ、許可がおり次第、要約が開始されます。
Zoomモバイルアプリからミーティングに参加
ツールバーから、[要約]をタップ
参加者は機能の有効化をリクエストするように指示されます。
[要約を開始するようリクエストする]→[リクエストを送信]の順でタップ
リクエストがホストに送られ、許可がおり次第、要約が開始されます。
ミーティングのホストが共有を有効にした場合、参加者はメールやZoomチームチャットを通じて要約データにアクセスできます。ミーティング要約を受け取った人は誰でも閲覧・保存が可能です。
Zoomのチームチャットから要約を確認する方法は以下の通りです。
Zoomデスクトップにサインイン
[チームチャット]タブをクリック
ミーティングトピックと同じグループチャットを検索・選択
Zoomミーティングからメッセージを検索し、[詳細を見る]をクリック
(※要約テキストを編集・削除できるのはホストのみ)
ミーティングの要約後は、そのコピーがメールで送付されます。メールの受信ボックスを確認しましょう。注意点として、ホストから非認証のユーザーは、メールの要約を受け取れません(ミーティングの出席に関連付けられたメールアドレスがないため)
[AI Companionによるミーティング要約]ページでは、ホストしたミーティングの要約を共有・編集・削除できます。
Zoom Webポータルにサインイン
ナビゲーションメニューより、[AI Companionによるミーティング要約]をクリック
ミーティングトピックまたはミーティングIDを入力するか、[自分の要約]タブのリストから選択するかしてミーティング要約にアクセス。日付範囲を選択して特定の要約を検索
選択した要約が表示・オプションを選択
Zoomの要約機能(AI Companion)を利用する際はいくつかの注意点があることを覚えておきましょう。ここでは2点解説します。
AIが会議の内容を処理するため、機密情報や個人情報が含まれる会議での利用は慎重になる必要があります。生成された要約がAIの学習データとして利用される可能性があるためです。Zoomの要約機能を活用する際は、その利用規約や設定を確認する必要があるでしょう。
AIによる要約は、必ずしも完全なものではありません。誤認識や誤解釈が発生する可能性があるため、重要な会議では人間による確認も必要です。また、専門用語や業界特有の言葉は、正確に認識されない可能性がある点にも注意しましょう。
AI議事録作成ツール「Notta」は、議事録作成や語学学習などに効果的に活用できますが、AIによる文章の自動校正や翻訳・要約にも対応していることをご存じでしょうか。簡単な操作でAI要約やアクションアイテムが自動で生成されるので、重要情報の把握や作業効率の向上、時間コストの低減などが期待できます。
「無料議事録テンプレート」には、営業、人事・管理、コンサルティングなど、さまざまな業界向けの豊富なテンプレートが揃っています。テンプレートをクリックするだけで内容を簡単にプレビューでき、そのままコピーしてすぐにご利用いただけます。さらに、有料プランに登録すると、カスタマイズ可能なテンプレートもご利用いただけ、議事録作成の効率が大幅に向上します。
※Nottaとは、1時間の音声をわずか5分で文字起こしできるAIツールです。98.86%の高精度な音声認識が魅力的で、音声・動画・URLの文字起こしやリアルタイムでの文字起こしなどに活用できます。文字起こしデータはアプリ上で編集したり、docx・txt・pdfなどのさまざまな形式で出力したりできます。
Zoomユーザーアカウントに割り当てられている有料サービスに含まれており、追加料金なしで利用できます。有料サービスの具体的な料金や詳細は公式サイトをご確認ください。
2024年11月現在、日本語を含め、30以上の言語に対応しています。
アラビア語
中国語(簡体字)
中国語(繁体字)
ベンガル語
デンマーク語
チェコ語
オランダ語
エストニア語
フィンランド語
フランス語
フランス語(カナダ)
ドイツ語
ヒンディー語
ハンガリー語
イタリア語
インドネシア語
英語
日本語
韓国語
マレー語
ポーランド語
ポルトガル語
ルーマニア語
ペルシャ語
ロシア語
スウェーデン語
スペイン語
タガログ語
トルコ語
テルグ語
ベトナム語
ウクライナ語
会議の時間や内容ごとに異なりますが、ミーティング終了後、おおよそ数分から数時間後にテキスト形式で生成されます。
今回は「Zoomの要約機能(AI Companion)」に焦点を当て、その概要や活用するメリット、利用条件、制限、設定方法、使い方、利用時の注意点などについて解説しました。
Zoomの要約機能(AI Companion)は、ミーティングや情報共有の効率化に役立つ便利な機能です。ただし、その精度やデータの取り扱いなど注意点も存在します。利用を検討する際は、自社のニーズに合うかどうかを確認することが大切でしょう。
Zoomの要約機能(AI Companion)にご興味のある方は、合わせてAI議事録作成ツール「Notta」の利用もご検討ください。Nottaには、AI要約機能以外にも、画面収録機能や話者の自動識別機能など、便利な機能が豊富に搭載されています。Zoomの要約機能がニーズに合わないという方は、Nottaを活用して日々の作業や業務を効率化してみてはいかがでしょうか。
① 日本語特化のAIで業界トップの文字起こし正確率が実現、複数言語の文字起こしと翻訳も完璧対応
② 驚いほどの認識速度で文字起こし作業効率化が実現、一時間の音声データがただの5分でテキスト化
③ 国内唯一のGM・Zoom・Teams・Webex連携できるAI会議アシスタント、事前の日程予約から会議を成功に導く
④ AI要約に内蔵されるAIテンプレートで会議の行動項目、意思決定やQ&Aなどを自動作成
(カスタム要約テンプレートでインタビューや営業相談など様々のシーンでの効率化を実現)
⑤ 一つのアカウントでWeb、APP、Chrome拡張機能が利用でき、データの同期と共有はカンタン