
掲げた 目標 は 50% の 工数削減
Notta 導入 に至った 経緯 を お伺い しても よろしい でしょうか。
坂本さん:私は株式会社幻冬舎メディアコンサルティングのデザイン局局長を務める傍ら、AI推進責任者もやらせていただいています。
弊社が出版社ということもあり、業務の多くを取材やミーティングなどが占めています。本を出版するために、1回の取材で非常に長い時間をかけることもよくあり、その分議事録作成にも多くの時間を割かなければなりません。
また、取材やミーティング中にメモや議事録を取るのに多くの工数がかかっていました。それに加え、取材やミーティング後もメモをもとに議事録を作成しており、これにも多くの時間を費やしていました。
そこで、工数削減を目標にしてAI議事録ツール導入を決定した次第です。
ツール 導入 による 効果 の 本質 は 工数削減 だけ ではない
Notta 導入後 の 変化 を 教えて いただけます でしょうか。
坂本さん:今回、議事録ツール導入時に掲げた目標が、工数の50%削減です。目標達成のために多くの議事録AI製品を比較しました。各製品でさまざまな検証を行い、最も日本語に強く、最も日本語に適していると感じたのがNottaでした。また、Nottaは直感的で使いやすいインターフェースを備えており、音声認識の精度も優れているため、議事録作成がスムーズになり、作業効率が大幅に向上しました。
Notta導入後は、メモや議事録作成を手作業ですることがなくなり、当初掲げていた工数50%削減も達成できています。そして、工数削減が叶っただけでなく、私たち出版社にとって非常に大きな付加価値が、Nottaにはありました。
言葉にすると当たり前のことなのですが、Nottaにメモや議事録を任せることで、これまで以上に取材やミーティングに集中できるようになりました。
「相手の目を見ながら話ができる」
「話している内容を理解しながら集中して聞ける」
「集中しているから適切なヒヤリングや回答を出せる」
このように、取材やミーティングそのものに注力できるようになったことで、より鋭い意見や的確な質問、回答を出せるようになり、会議等のクオリティが向上しました。その結果、アウトプットや成果も大きく向上し、内容理解が深まるだけでなく、実務に直結した成果を得られるようになりました。また、Nottaには当時の他の議事録AIにはなかった「行動項目」の要約機能があり、次回アクションが明確になる点も非常に役立ちました。
私たち出版社にとって、この付加価値は非常に大きいです。
決め手 は 精度 の 良さ と ユーザー 目線 の サービス
Notta 導入 の 決め手 になった もの や 導入 に際して 苦労した こと は ありましたか。
坂本さん:私たちは出版社なので、言葉を非常に大事にしています。故に、重きを置いたのは日本語の文字起こし精度ですね。
検証時、アウトプットされた議事録内容と実際に会議で話した内容に、どの程度の齟齬や乖離があるか確認していったのですが、Nottaのアウトプットが一番会議内容に近かったです。
また、Nottaのサービスのひとつである問い合わせができる点も大きいです。いくつか比較したサービスの中には、精度は悪くないと思えるところもありました。しかし、問い合わせ先がないところもあったので、Nottaのように質問したり相談したりできる部分は、今後長くお付き合いしていこうと決める一手となりました。
それ以外にも、私がデザイン部門の業務の中で行っているのは、提出されたデザインをチェックする前に、デザインに関するミーティングで話した内容をNottaで見直していることです。ミーティングで話した内容を記憶から呼び起こすためのカンフル剤としてNottaを見返し、ミーティングの内容を踏まえたデザインに制作できているかチェックしています。
Nottaに記録が残っているのは、それだけで安心感がありますね。
社内 は Notta で 溢れている
その他 部署 への 展開 は いかが でしょうか。
坂本さん:既に9割以上の従業員がNottaを導入、使用しています。
弊社では取材や重要な会議だけでなく、ちょっとした相談のような簡単なミーティングでもオンラインで済ませてしまうことが多いです。
そのため、契約しているNottaの各アカウントを全社員が使えるように公開し、アカウントの使用予約さえ取れれば、好きなタイミングでNottaが使用できるフローを組んでいます。これにより、アカウント別に使用率が偏ることもなくなり、全てのアカウントを効率よく運用できています。
そして、共有URLひとつでサッと誰とでも共有できるのが便利ですね。
外堀 を 埋めていく ような 機能強化 を 目指して ほし い
Notta に対する 要望 など が あれば、 教えて いただけない でしょうか。
ひとつは外部アプリとの連携強化です。弊社ではChatworkやkintoneを利用しているので、ぜひ連携を強化していただきたいです。
また、Nottaの共有URLで記録を見るだけの人もいるので、未ログインでも再生速度の調整が可能になると嬉しいですね。
最後に、オンラインが9割と話しましたが、もちろん実際に相手とお会いして取材することもあります。その際もNottaを活用しているのですが、アプリ版の機能がWeb版と比較して少し下回る印象を受けています。
Nottaアプリ版の性能をWeb版と同等のものに仕上げていってほしいですね。